ポケットに入るサイズに3軸ジンバル付きで、Vlog撮影の代名詞ともなったDJI「Osmo Pocket」シリーズ。2018年の初代発売以来、着実に進化を遂げてきました。最新モデルとして今年4月に「Osmo Pocket 4」が発売されたことは記憶に新しいわけですが、なんとわずか約2カ月後となる6月29日、望遠レンズが追加された2眼モデル「Osmo Pocket 4P」(スタンダードコンボ:9万9000円)が発売されました。ふたつの価格差は約2万円。はたして差分は追加されたレンズだけなのか。詳しく見てみましょう。

やはりもっとも気になるのは、新たに追加されたレンズですよね。これまでは35mm換算で20mm F2.0という広角レンズのみだったのが、同レンズに加えて新たに60mm F1.8というレンズが加わりました。おかげで見た目もかなり変わっています。
新しいレンズは光学3倍とデジタルズーム12倍に対応していて、F1.8という明るいレンズなので、かなりなボケ感を生み出せます。ボケ感については「Osmo Pocket」では諦めていた人が多かったかもしれませんが、被写界深度F6.3相当のレンズ搭載はかなりの朗報ではないでしょうか。
またメインの広角レンズは、サイズは1インチと変わらないですが新設計のCMOSセンサーとなり、ダイナミックレンジが14ストップから17ストップへと進化しています。この数字が大きくなればなるほど明暗差の幅を広く捉えられることになり、要するに逆光でも白飛びしづらく、明るい都市の夜景など高コントラストなシーンもしっかり美しく撮影できるということです。
もちろん、デュアルレンズになったことで230gと約40g重くなり、サイズも長さが159.5mmと約15mm大きくなっていますが、実際に持ってみてもそこまでの差は感じないはず。さすがに動作時間はDJIによると一定の同条件下で240分から210分と30分ほど短くなっていますが、これも条件次第なので体感はさほどないと思います。
そもそも、ベースモデルとなる「Osmo Pocket 4」だって発売されたばかりの最新モデルです。内蔵ストレージ搭載(4は107GB、4Pは104GB)だったり、4K240Pのスローモーション撮影に対応していたり、最大1TBのmicroSDに対応していたり、補助ライトにも対応していたりなど、4で進化した部分は4Pでもしっかり対応しています。
だから、やはり最大の進化ポイントは望遠レンズを搭載した、ということです。
あまり難しいことは考えずにブレのないキレイな映像を撮りたいという人なら、おそらく軽くて小さい「Osmo Pocket 4」の方がいいかもしれません。もっと積極的にカメラを操作してズームしたりボケ感を出したりして美しい映像を撮りたいという人であれば、やはり「Osmo Pocket 4P」がいいのではないでしょうか。
いずれにせよ、下の部分についてはカタチが変わっていないため、バッテリーハンドルや補助ライト、ミニ三脚などは変わらず使えるようになっています。
どんな撮影スタイルかで選べるようになった、ともいえる「Osmo Pocket 4P」の登場。あなたならどちらが気になりますか?
<文/円道秀和(GoodsPress Web)>
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