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iPhone20が採用する可能性も〜スマホ向け低消費電力タンデムOLEDを開発

LG Displayが、消費電力を39%削減できるとするスマートフォン向けタンデム有機EL(OLED)ディスプレイを開発し、量産を計画していることが明らかになりました。LG Displayは以前から、スマートフォン向けタンデムOLEDの採用をAppleに働きかけていると報じられていました。

2027年秋に発売されると噂のiPhone20で採用されれば、ディスプレイ大型化に伴う消費電力増加を抑える効果が期待されます。

iPad Proで採用済み

タンデムOLEDは、iPad Pro(M4)で初めて採用され、iPad Pro(M5)でも継続採用されています。iPad Proに搭載されているタンデムOLEDは、発光層を複数重ねることで高輝度化と高い表示品質を実現する構造です。

スマートフォン向けに量産されれば、画面の明るさだけでなく、バッテリー駆動時間の改善にもつながる見込みです。

スマートフォン向けタンデムOLEDの特徴

タンデムOLEDは、OLEDディスプレイにおける発光層を2層以上にした構造です。現在スマートフォンで広く採用されている発光層1層のOLEDディスプレイと比べ、LG Displayは次のような特徴があると説明しています。

スマートフォン向けタンデムOLEDの性能検証のために用いられたスマートフォンの仕様は、ディスプレイサイズが6インチ、バッテリー容量が4,500mAh、ディスプレイの輝度を1,000ニトに設定したものです。

この条件でOLEDディスプレイ単体の消費電力が39%減少したのであれば、高輝度表示時の電力効率改善に大きな効果があると考えられます。

高輝度化だけではなく省電力効果も大きい

タンデムOLEDの利点としては、発光層を増やすことによる最高輝度の向上がよく挙げられます。これまでは車載用ディスプレイ、ノートパソコン、タブレットなど、10インチ以上の製品での採用が中心でした。

そのため、スマートフォンにおける消費電力削減効果は、あまり大きく取り上げられていませんでした。今回のLG Displayの発表により、タンデムOLEDは高輝度化だけでなく、省電力化にも有効な技術であることが示された形です。

iPhone20で採用の可能性

LG Displayは2025年頃から、スマートフォン向けタンデムOLEDをiPhoneに搭載するようAppleに提案していると報じられていました。この提案先とみられているのが、2027年秋に発売されると噂のiPhone20です。

iPhone20では、OLEDディスプレイ表面に4面曲面ガラスを採用し、正面からベゼルがほとんど見えないデザインになると噂されています。表示領域を広げる設計になるのであれば、省電力性能の高いタンデムOLEDは有力な候補になります。

7インチ化にも有効

中国SNSのWeiboに投稿された最新情報では、iPhone20 Pro Maxのディスプレイサイズは7インチへ拡大されると予想されています。画面サイズが大きくなれば、同じ表示条件でも消費電力は増えやすくなります。

LG Displayが量産を計画しているスマートフォン向けタンデムOLEDが採用されれば、表示領域拡大による消費電力増加を抑えられる可能性があります。その場合、iPhone20 Pro Maxのバッテリー駆動時間延長にも貢献すると期待されます。

LG Displayの巻き返しにも注目

今秋発表が噂される折りたたみiPhone新型iPad mini向けOLEDディスプレイは、Samsung Displayが独占供給するとのサプライチェーン情報があります。

今後OLEDディスプレイを搭載する見込みのMacBook Pro向けについても、Samsung Displayが主導するとの見方が強まっています。

Apple製品向けOLEDディスプレイの供給で存在感が低下しているLG Displayにとって、iPhone20向けタンデムOLEDの受注は大きな巻き返しの機会になります。

K-DISPLAY 2026でスマートフォン向けタンデムOLEDを説明した、LG Displayのチェ・ヨンソク最高技術責任者(CTO)

Photo: Apple Hub/Facebook, The Elec

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