アメリカ製品の代表と言えば車を連想するがとりわけ趣味性の高いジャンルであるオーディオと筆記具にも歴史ある、そして名品と呼ぶにふさわしい逸品は存在する。
* * *
<1846年>
【CROSS】
■今年180周年となる米国製筆記具の代名詞、クロス

1846年、R・クロス氏によって設立されたATクロスは米国初の高級筆記具メーカーであり、「クラシックセンチュリー」は現在まで歴史を重ねるブランドの顔だ。注目の新作は星条旗カラーが米国らしい「ルーム アメリカーナ」と、建国250年記念限定モデル「ATXアメリカーナ」の2本。君もクロスを手に米国の歴史に思いを馳せてみないか。
<1913年>
【Sheaffer】
■“大統領のペン”としても名を馳せる高級筆記具
ニクソン大統領やレーガン大統領が使用したことでも知られ、首軸とペン先が一体となった「インレイニブ」スタイルでも知られるシェーファーは、1913年、アイオワ州で宝石商を営んでいたウォルター・A・シェーファーによって設立された100年ブランドだ。空気圧を利用してインクを吸入する「タッチダウン式」などの画期的な機能をもつ数々の万年筆を開発した。
<1930年>
【BLACKWING】
■思考を羽ばたかせる“ブラックウイング”という翼
思考を深めるための道具、を標榜する米国初ペンシルブランド。設立は1930年代とされ、創業者はエバーハード・ファーバー氏。1934年に定番「602」を発売。その後一時の休眠を経て2010年に再始動したのが現在のブラックウイング。米国産シダーと日本製の芯からなる新生ブラックウイングはまた、シャープナーや色鉛筆、ローラーボールなどの水平展開でも注目を集めている。
<1946年>
【KLIPSCH】
■憧れのホーンサウンドをクリプシュで手に入れろ
1946年、アーカンソー州ホープにてポール・W・クリプシュによって設立。元々アマチュア無線好きだった氏がスピーカーのコーンとホーンの違いに興味を抱いて研究を開始。部屋の隅に置くコーナーホーン型スピーカーを完成させた。現在では独自のクリプシュホーンを搭載した「リファレンス」シリーズが日本市場でヒットを記録している。
<1946年>
【JBL】
■ザ・アメリカン・サウンド。米国の音の開拓者、JBL
1946年、ジェームス・B・ランシング氏によって設立されたJBLは、日本でもブルーバッフルのスタジオモニターで多くのファンを獲得。現在ではイヤフォンやヘッドフォン、ワイヤレススピーカーを皮切りにZ世代からの支持も厚く、同時にHiFiスピーカー、サウンドバーなど音と映像にも注力するなど、ザ・アメリカン・サウンドの最前線を歩んでいる。
<1948年>
【FISHER】
■アポロ計画に採用された無重力ペンの先駆け
1948年、イリノイ州シカゴで設立。創業者はボールペン開発のキャリアをもつエンジニアのポール・C・フィッシャー氏。設立後、カートリッジの開発などを手掛けたのちの1966年、無重力下でも書ける「スペースペン」を開発。アポロ計画で採用され一躍その名を轟かせる。現在でも米国、ロシアのスペースミッションで採用され、進化を続けている。
<1964年>
【BOSE】
■根底には音響心理学。MIT博士が設立したボーズ
MIT教授でもあったアマー・ボーズ博士によって設立。「QuietComfort」シリーズを筆頭に、小型スピーカー「101MM」や「WaveRadio」等、その発明は枚挙に暇がないが、とりわけ独自の音響理論が生む「小型ながら迫力のある低音再生」に魅了された人は多い。5月には新作「Lifestyleコレクション」を発表。サウンドバー「Bose Lifestyle Ultra Soundbar」、ホームスピーカー「Bose Lifestyle Ultra Speaker」を中心に“音楽と映像の新体験”をもたらそうとしている。
<1972年>
【Polk Audio】
■近年急速に知名度を高める、米国スピーカーの隠れた名門
1972年。名門ジョンズ・ホプキンズ大学で学ぶマシュー・ポークら3名によって設立。まず業務用機器を手掛けたのち“手頃な価格で最高のスピーカーを”という理念のもと民生用スピーカーに進出。日本では知る人ぞ知る存在だったが2020年頃に再上陸。「タービンコーン」「X-Portテクノロジー」等の優れた独自技術とコスパの良さも相まって、その知名度を急速に高めている。
<1999年>
【MONTEVERDE】
■ポップさと本格を併せ持つ筆記具のニューフェイス
1999年、カリフォルニアで始動したモンテベルデ(イタリア語で「緑の山」の意)は、ポップさとエレガンスを併せ持つ新興筆記具ブランドだ。9つの機能を収めた「ツールペン」はブランドのポップな一面であり、WWⅡ時のダグラスの輸送機「C-47ダコタ」に触発された「ダコタ」はそのコンパクトさと上質な書き味・使用感で筆記具ファンを虜にしている。
<2010年>
【House of Marley】
■ボブ・マーリーの精神を受け継ぐオーディオブランド
レゲエの神様、ボブ・マーリーをブランドのルーツとして2010年に設立。ブランドのデビューにはマーリー・ファミリーも名を連ね、環境に配慮した素材、デザインを徹底。“よりよい世界の実現”をミッションとする珍しいオーディオブランドだ。成長が早くタフな竹材を多用。新作のリリースも活発だが中でもスピーカー一体型「RISE UP TURNTABLE」が絶好調だ!
※2026年6月5日発売「GoodsPress」7月号「GoodsPress Premium」14-16ページの記事をもとに構成しています
<編集・文/前田賢紀、小林良介>
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- Original:https://www.goodspress.jp/features/740719/
- Source:GoodsPress Web
- Author:GoodsPress Web