ハミルトンの時計には、モータースポーツ、映画、音楽、ミリタリー、スペースエイジといったアメリカ文化が色濃く刻まれている。時代の空気をまといながら、いまなお愛され続ける名作の魅力をカルチャーとともに振り返る。
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【American Classic】
アメリカの伝統を体現した「アメリカンクラシック」コレクション。その中でも人気の3モデルをフィーチャー。ビンテージらしさとハミルトンの伝統が組み合わさった名作は必見!
<INTRA-MATIC>
モータースポーツが最も熱を帯びた1960年代後半から1970年代初頭。大排気量のマッスルカーがサーキットやストリートを駆け抜け、スピードへの憧れがアメリカンカルチャーを彩った時代である。「イントラマティック」は、そんな黄金期の空気を宿すクロノグラフ。タキメーターや横目のインダイヤル、鮮やかな差し色が、ヴィンテージカーの計器やレーシングマシンの高揚感を想起させる。クラシックでありながら鼓動を感じるモデルだ。

■レーシングカルチャーを色濃く反映した手巻きクロノ
「イントラマティック クロノグラフ H H38429541」
ブルーダイヤルにオレンジのクロノグラフ針を配し、その鮮やかなカラーコンビネーションで強烈な印象を与える1本。さらにパンチング加工を施したストラップがオーセンティックなモータースポーツの雰囲気を演出する。
【SPEC】ケースサイズ40mm、手巻き(キャリバー H-51)、パワーリザーブ60時間、SSケース、10気圧防水、反射防止サファイアクリスタル風防
<BOULTON>
ハミルトンと映画の関係を語るうえで冒険活劇との結びつきは欠かせない。1940年代に誕生した「ボルトン」は、トノー型のクッションケースとアールデコ調の佇まいが特徴。2023年公開の『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』では、ハリソン・フォード演じるインディの腕元を飾り、フェドーラ帽や鞭とともに主人公の知的でクラシックな冒険者像を引き立てた。時代を超えてスクリーンに映える、ハミルトンらしい名作のひとつ。
■インディ・ジョーンズ最終作に、冒険家のアイコンとして登場
「ボルトン H13431553」
『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』で主人公が着用したモデル。イエローPVDを施したケースに、白文字盤とスモールセコンドを合わせたクラシカルな表情が魅力。カウレザーストラップもクラシック感を際立たせる。
【SPEC】ケースサイズ27×32mm、クォーツ(キャリバー 980.163)、電池寿命約2~5年、SSケース、日常生活防水、ミネラルクリスタル風防
<PSR>
宇宙開発への期待が、建築や家具、ファッションにまで広がった1960~70年代のスペースエイジ。流線的なフォルムや人工素材、未来的なデザインが時代を席巻した。そんなスペースエイジを代表するマスターピースのひとつが、1970年に登場したLED式デジタルウォッチの元祖「ハミルトン パルサー」だ。ボタンを押すと赤い数字が浮かび上がる革新性は、多くの俳優やミュージシャンたちを魅了。「PSR」はその未来感を現代に受け継ぐ。
■名作「ハミルトン パルサー」を現代的にアップデート
「PSR H52414130」
「ハミルトン パルサー」を復刻したレトロフューチャーな1本。1972年発売の「P2」をベースに、幅広のクッションケースを再現。立体的なケースとミニマルなフェイス、そして赤いデジタル表示が近未来感を演出する。
【SPEC】ケースサイズ41×35mm、クォーツ(キャリバー H-10e)、電池寿命約2~5年、SSケース、10気圧防水、サファイアクリスタル風防
【Ventura】
1950年代のアメリカでは、ロックンロールや新しいファッションが若者文化を大きく変えていった。1957年に登場した「ベンチュラ」は、世界初の電池式腕時計という革新性に加え、アメリカ車のテールフィンを思わせる三角形ケースで時計デザインの常識を覆した。エルヴィス・プレスリーが愛用した時計としても知られ、その個性的なフォルムは彼の華やかなステージスタイルや反骨精神とも響き合う。まさにロックの時代を象徴する1本だ。
■オリジナルの盾形フォルムが、個性を主張する定番モデル
「ベンチュラ H24411732」
オリジナルを忠実に再現した盾形フォルムの三角形ケースに、ブラックダイヤルとシルバーインデックスを組み合わせた定番モデル。細身のレザーストラップが腕元をすっきり見せ、個性派ながら上品に着けることができる。
【SPEC】ケースサイズ32×50mm、クォーツ(キャリバー955.412)、電池寿命約2~5年、SSケース、5気圧防水、ミネラルクリスタル風防
【Jazz Master】
20世紀初頭のアメリカで生まれ、即興演奏によって独自の表現を広げてきたジャズ。自由でありながら緻密、華やかでありながら知的なその音楽性は、都会的な大人のスタイルとも相性がいい。「ジャズマスター」は、ハミルトンの歴史と時計づくりの伝統を受け継ぐエレガントなコレクション。クラフトマンシップに溢れた端正なデザインに、まるでジャズを想起させる遊び心を効かせた姿は、日常にさりげない洗練を求める人に相応しい。
■機械式の鼓動をのぞかせる、洗練されたオープンハート
「ジャズマスター オープン ハート H32675140」
スモークがかったブルーダイヤルに大胆なカットアウトを施し、緻密なムーブメントの動きをさりげなく見せる1本。端正なフェイスに機械式時計らしい奥行きを加え、ビジネスにも休日にも映えるエレガントさを携える。
【SPEC】ケースサイズ40mm、自動巻き(キャリバー H-10)、パワーリザーブ80時間、SSケース、5気圧防水、反射防止サファイアクリスタル風防、シースルーバック
【Khaki Field】
<KHAKI FIELD Murph>
映画『インターステラー』の劇中で、ジェシカ・チャステイン演じる科学者マーフが着用した時計を忠実に再現したのが「カーキ フィールド マーフ」だ。もともとは物語のために制作された1本だったが、ファンの熱い要望を受けて現実のモデルとして誕生。ブラックダイヤルに端正なアラビア数字を配したクラシックな顔立ちは、フィールドウォッチらしい実用性を備えながら、映画が描いた“時間”や“絆”の記憶もまとっている。
■映画ファンを魅了する特別なフィールドウォッチ
「カーキ フィールド マーフ 42mm H70605731」
『インターステラー』で重要な役割を担い、ファンの間で“マーフウォッチ”と呼ばれる人気モデル。ブラックダイヤルにベージュトーンのインデックスを合わせた落ち着きのある表情が魅力。視認性に優れ、実用性も高い。
【SPEC】ケースサイズ42mm、自動巻き(キャリバーH-10)、パワーリザーブ80時間、SSケース、10気圧防水、反射防止サファイアクリスタル風防
ベトナム戦争で米軍に供給されたミリタリーウォッチ「GG-W-113」を原点とする「カーキ フィールド」。軍用時計に求められる堅牢性と視認性を備えたハミルトンを代表するコレクションだ。装飾を抑えた文字盤、タフなケース、フィールドギアになじむ質実剛健なデザインは、アメリカのフロンティア精神やアウトドアカルチャーに通じるものがあり、実用性に富んだ“道具の美しさ”を体現している。
▼1966年「ミリタリーウォッチ GG-W-113」
▼1970年「ハミルトン FAPD 5101」
▼2026年「カーキ フィールド メカ 36mm」
>> 特集【アメリカンスピリットが息づくハミルトンの名作たち】
※2026年6月5日発売「GoodsPress」7月号130-133ページの記事をもとに構成しています
<文/津田昌宏>
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- Original:https://www.goodspress.jp/features/741298/
- Source:GoodsPress Web
- Author:GoodsPress Web