日本の酪農発祥の地と言われている千葉県。今回は、千葉県いすみ市で1983年に創業した『高秀牧場』のとっておきのチーズをご紹介します。実はこのチーズ、フランスの国際コンクールで最高賞を受賞した、世界が認めた味なのです!
◾️牛にも自然にも優しい牧場
『高秀牧場』があるのはJR外房線の茂原駅から車で約30分ほど。東京から車で圏央道やアクアラインなどを利用すれば、約2時間ほどで気軽に訪ねることができます。広大な敷地はまるで北海道のような雰囲気が味わえるほど、自然に恵まれた場所です。

「千葉県内ではあまり例のない循環型酪農に取り組んでいる牧場です」
と話してくださったのは、チーズ作りの代表をされている馬上温香さん。
「循環型酪農」とは、牛の排泄物を再利用して堆肥を生産し、その堆肥で牧草や作物を育て、牛の飼料を生産し、再び排泄された物を肥料として循環させていく仕組みのこと。
自然の資源を無駄にせず飼料の自給もでき、牛にも自然にも優しい酪農と言われているそうです。そのような取り組みをされてきた中で、持続可能な酪農を行い牛乳と牧場の可能性を広げるために、2011年にチーズ工房を設立され今に至ります。
◾️自社牧場ならではの一貫したチーズ作り
「地元千葉県の八千代牛乳に出荷しているため、約200頭いる高秀牧場の乳牛は全てホルスタイン種です」(馬上さん)
ホルスタイン種はジャージー種の牛乳に比べて、あっさりとした味わいが特徴。搾乳量も多く、安定して牛乳を出荷するのに適しているのだそう。牛乳に合わせてチーズ作りを行うため、おのずと仕上がりは日本人好みのサッパリとした味わいになるのだとか。
作られている15種類ほどのチーズは、どれも個性豊かでありながら、しっかりと牛乳本来の旨味やコクを感じることができます。肥料や飼料の生産、牛の飼育、チーズ作りと一貫して行えるのは、ひとえに自社で牧場を営んでいるからこそ。牛の気持ちに寄り添ったチーズ作りができることが、高秀牧場のチーズの魅力の一つではないでしょうか。
◾️国際チーズコンクール最高賞
魅力的なチーズばかりで選べないという方は、オンラインショップの「おまかせチーズセット」をぜひ。「お子さんがいるご家庭へのプレゼント」や「寒い日にあたたかいお部屋で食べたい」など、好みや要望に合わせてチーズを選んでいただけます。
4,000円のセットは「モッツァレラ」をはじめとした5種類のチーズが入っており、質・量ともに大満足の充実した内容です。
◾️おすすめの2品「草原の青空」と「ブラウンチーズ」
そのまま食べて良し、料理に使って良し、お酒のおつまみに良し、どのチーズも毎日の食生活に取り入れやすいものばかり。その中でも筆者のオススメが、こちらの「草原の青空」です。
このチーズこそが、2015年に開催されたチーズの国際コンクール「モンディアル・デュ・フロマージュ」にて最高賞のスーパーゴールドを受賞した逸品。ブルーチーズでありながらマイルドで、牛乳の甘みと青かびの独特な風味が絶妙にマッチした味わいです。しっかりめの赤ワインにもよく合いますが、贅沢にパスタソースなど料理に活用しても絶品。大切な方へプレゼントすると喜ばれること間違いなし。もちろんご自宅で楽しむのもオススメです。
牛乳を一滴も無駄にしたくない もう一つのオススメが、こちらの「ブラウンチーズ」です。
チーズ作りの際に出るホエー(乳清)をゆっくり煮詰めて作られたチーズで、濃厚なキャラメルのような味わいです。砂糖は一切使用せず、ミルクの甘さが凝縮しています。ホエーは一般的には捨てられてしまいますが、実は牛乳の栄養がギュッと詰まっていて栄養価がとても高いのです。
牛乳を一滴も無駄にしないということは、命を無駄にしないということ。高秀牧場のチーズには、牛さんたちの命やチーズを食べる人自身の命を大切にしてほしいという想いがつまっています。
ちなみに、牧場内にあるミルク工房ではチーズの販売はもちろん、自家製チーズを使ったピザなどの軽食や、手作りジェラートなどを楽しむことができます。ぜひ高秀牧場を訪れて、ジェラートを片手にいすみ市の大自然の中で、のどかなひと時を過ごしてください。
『高秀牧場』のチーズは、牛の気持ちに寄り添って作られた逸品ばかり。ぜひ皆さんも味わってみてくださいね。
<撮影・文/佐野仁哉>
高秀牧場 ミルク工房
住所:千葉県いすみ市須賀谷 1339-1
TEL:0470-62-6669
営業時間:10:00~17:00(L.O.16:00)
定休日:木曜
- Original:https://www.goodspress.jp/columns/742616/
- Source:GoodsPress Web
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