
20m対応をうたうハウジングにiPhone17 Proを入れ、水深約1mと約5〜8mで写真と動画を撮影しました。
浅瀬では魚や海底が明るく写り、深い場所では水面から差す光と濃い青が印象的でした。
専用カメラを増やさず、夏の思い出を普段使うiPhoneへ直接保存したい人に向く方法なのか、実写映像をもとに紹介します。
専用カメラを増やさず海の中を撮る
水中撮影には興味があっても、そのためだけにアクションカメラや水中撮影向けのコンパクトデジタルカメラを買うか迷う人もいるでしょう。撮影後にSDカードからデータを移す作業まで考えると、旅行のときにしか使わないカメラは少し大げさに感じます。
そこで今回は、普段使っているiPhone17 Proを20m対応のハウジングへ入れて海中へ持ち込みました。端末本体の耐水性能を試す企画ではなく、ハウジング越しにどのような映像を残せるかを見る実写レビューです。
水深約1mでは魚と海底を明るく記録
まずは、水深約1mで魚や岩場を広く撮った動画です。
海面に近く光が届きやすいため、海底の凹凸や岩場の輪郭まで見分けられます。青みのある水中でも魚の姿が埋もれず、泳ぐ方向や周囲との距離感も伝わりました。
映像を止めて細部を確認するだけでなく、魚の動きや水の揺らぎをそのまま残せるのは動画の魅力です。夏の海で見た光景を、記憶に近い動きと一緒に持ち帰れました。
水深約5〜8mでは光と深い青が主役
次は、水深約5〜8mから水面を見上げて撮影した動画です。
浅瀬の動画とは被写体も撮影方向も異なるため、水深だけによる画質差を比べるものではありません。一方で、水面から入る光、上へ昇る気泡、奥へ向かって濃くなる青が重なり、浅い場所とは違う雰囲気が出ています。
ハウジングは20m対応をうたう製品ですが、今回はそれ以上の深さへ持ち込むのが怖くなり、最大約8mで撮影を切り上げました。製品の対応水深と、実際に試した水深は分けて考える必要があります。
撮った映像をiPhoneですぐ見返せる
iPhoneで撮影する利点は、海から上がったあとにデータを移す必要がないことです。水中の写真や動画も、旅行中に撮ったほかの写真と同じ写真アプリへ入ります。
専用カメラのSDカードへ記録すると、パソコンやiPhoneへ移さないままになりがちです。iPhoneなら撮影直後の確認から、不要な部分の編集、家族や友人への共有まで1台で完結します。
夏の思い出を日常の写真と同じ場所へ残せることは、画質とは別の大きな利点でした。水中撮影の頻度が高くない人ほど、この手軽さが合うでしょう。
水中へ持ち込む前に確認したいこと
ハウジングは製品によって対応機種や操作方法、防水条件が異なるため注意が必要です。海へ入る前に、少なくとも次の項目を確認しておきます。
- iPhone17 Proに対応しているか
- 製品が示す最大水深と装着方法
- パッキンやロック部に砂や異物が付いていないか
- 陸上や浅い場所で録画を開始・停止できるか
- 落下防止用ストラップを正しく装着できているか
水中での操作方法はハウジングごとに異なります。録画の始め方や撮影モードの切り替えは、製品の説明書を読み、海へ入る前に試すことが重要です。
本体の耐水性能とは分けて考える
iPhone17 Proは、IEC規格60529にもとづくIP68等級に適合し、Appleの仕様では最大水深6mで最大30分間とされています。ただし、これは管理された条件で確認された本体の耐水性能です。
耐水性能は永続的ではなく、水濡れによる損傷は保証対象外です。公式サポートでも、iPhoneを意図的に水没させる行為を控えるよう案内しています。
今回はハウジングを使いましたが、浸水の危険がなくなるわけではありません。本体のIP68等級を、水中撮影してよい条件として扱わないことが大切です。過去には、iPhone12本体を水深6mと20mへ沈めた耐水テストも紹介しましたが、本記事は耐水限界ではなく水中映像の見え方を扱っています。
たまに水中撮影する人に向いている
今回の作例では、水深約1mで魚や海底の輪郭を明るく残し、水深約5〜8mでは水面の光、気泡、深い青を映像に収められました。条件のそろった比較ではありませんが、浅瀬と深い場所で異なる水中表現を楽しめます。
水中撮影を何度も行い、堅牢性や長時間録画を優先するなら、アクションカメラや水中撮影向けカメラも候補です。一方、夏の旅行やシュノーケリングで時々撮影する程度なら、手持ちのiPhone17 Proと対応ハウジングの組み合わせが向いています。
新しいカメラを1台増やさず、撮った写真や動画をいつもの写真アプリで見返したい人には、iPhone17 Proでの水中撮影を勧められます。
- Original:https://iphone-mania.jp/iphone17-604571/
- Source:iPhone Mania
- Author:成瀬海人