
5,000mAh前後のモバイルバッテリーは種類が多く、容量だけ見ると「どれも同じくらい」と思いがちです。
今回はAnker 321 Power Bank(5,200mAh)とTNTOR WT-H500(5,000mAh)を、同じiPhone15 Pro・同じケーブルを使ってほぼ同じ条件で実測しました。
容量が近い2台でも、実際の充電速度にどれだけ差が出るかを数字で確認した結果を紹介します。
5,000mAh級2台をほぼ同条件で実測
| 項目 | Anker 321 | TNTOR WT-H500 |
| 容量 | 5,200mAh | 5,000mAh |
| 最大出力 | 約12W(5V/2.4A) | 約10W(5V/2A) |
| 開始時iPhone残量 | 2% | 3% |
どちらもモバイルバッテリー本体を満充電にしてから開始し、同じAnker製USB-Cケーブルを使用しています。計測中はPC作業をしており、iPhoneはほとんど操作していませんでした。
開始時のiPhone残量が1%異なるため、厳密な同条件比較とは言えませんが、日常の使用に近い条件で計測した結果です。
30%から100%までAnkerの方が短時間
| 到達 | Anker(2%開始) | TNTOR(3%開始) | 差 |
| 30% | 19分 | 32分 | 13分 |
| 50% | 46分 | 55分 | 9分 |
| 80% | 66分 | 93分 | 27分 |
| 100% | 138分 | 157分 | 19分 |
TNTOR使用時はiPhone15 Pro側に「低速充電」と表示されました。
iPhone15 Proは80%到達で27分差
今回の実測で最も差が大きかったのは、80%到達時点で27分の開きがでたことです。
充電の途中経過を見ると、30%時点では13分、50%では9分の差でしたが、80%到達時には27分まで開きました。開始時残量に1%の差はありますが、最大出力の違いも結果に影響した可能性があります。
ただしこれは今回の実測条件での結果です。充電速度はiPhone側の状態や気温など様々な要因で変化するため、常に同じ差が出るとは断言できません。
どちらも100%到達後に残量あり
Ankerは138分でiPhone15 Proを100%まで充電でき、終了時点でAnker本体の残量は1/4点滅の状態でした。TNTORは157分で100%に到達し、本体残量は1/4残っていました。
どちらもiPhone15 Proを100%まで充電でき、終了時点でもモバイルバッテリー側に残量があることを確認しています。
本体の再充電はどちらも約2時間
iPhone充電後に本体を再充電した時間も確認しました。どちらも0%からではなく残量1/4前後からの開始のため、参考値として見てください。
Ankerは残量1/4点滅から満充電まで137分、TNTORは残量1/4から122分でした。開始時の残量が異なるため単純比較はできませんが、どちらも2時間前後で充電できた結果になっています。
短時間充電なら最大出力も確認
今回の実測では、容量が近い2台でも80%到達まで27分の差が出ました。スペック上の最大出力はAnkerが約12W、TNTORが約10Wで、この違いも実測結果に影響した可能性があります。
モバイルバッテリーを選ぶときは、容量だけでなく最大出力も確認した方がよさそうです。今回のように5,000mAh級でも80%到達まで27分差が出るため、外出先で短時間にiPhoneを充電したい人ほど、容量・最大出力・実測値の3点を見て選ぶと失敗しにくいでしょう。
半固体電池を採用したモバイルバッテリーについては、[SOLIDZ Power Bank Model FT実機レビュー]もあわせてご覧ください。
- Original:https://iphone-mania.jp/goods-605409/
- Source:iPhone Mania
- Author:有賀広太郎