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生活を豊かに彩る、乙なオトナの“焼き物”カタログ

秋といえば食欲とアートということで、その両方を兼ね備えつつ、日々のライフスタイルに寄り添う“焼き物”にハマる“モノ”好きが増加中。秋〜冬は全国各地で陶器市も開催されるし、気になっている人は、今が始める好機!

*  *  *

<其のイチ>

■ビギナーもコレを押さえておけば間違いない! 種類別で学ぶ、焼き物“基本のキ”

ひと口に焼き物といっても多種多様。原料や焼く温度によって、土器・陶器・炻器・磁器に分類され、日本各地には土地ごとの風土を活かした多様な産地や窯元が存在する。

そこで「大人の焼き物」編集長の八田さんに、大人世代の“モノ”好きメンズが、基本として押さえておくべき焼き物の種類と、その窯元例を訊ねてみたところ、挙がったのがこの6つ。どれも異なる個性を持っており、違いを比べるのも楽しい。

昨今は、SNSやネットを活用してディグするのが当たり前だが、器は実際に手に取ってみることも重要。さまざまな角度から視て触れることで、より深く魅力を知ることができる。

本記事の最後には器を扱ったイベント情報も掲載しているので、まず一度、足を運んでみてはいかがだろうか。

「大人の焼き物」 編集長
八田絢子さん
全国の素敵なうつわや人気作家の作品を紹介する人気SNSアカウント「大人の焼き物」の編集長として、Instagramの運営のほか、オンラインショップのバイイング、商品撮影、原稿作成などを幅広く担当。@otonano_yakimono

 

<やむちん>

■おおらかで愛嬌のある、沖縄生まれの焼き物

「やちむん」とは沖縄の方言で“焼き物”を意味する。昭和時代の初めに柳宗悦らによる民藝運動によって、さらに人気が広まった。土物ならではの素朴で力強い風合いと、沖縄ならではのおおらかで愛嬌のある絵付けが魅力だ。

陶眞窯
「フリーカップ 染付 ゴスアメ唐草」(2780円)

バリエーションも豊富かつ比較的お手頃なプライス帯なので、“やちむんデビュー”をするにはちょうど良い窯元。異国情緒を感じる唐草文様もまた雰囲気があってオススメです(八田さん)

紺色と茶色で描かれた美しく躍動感あふれる唐草模様が目を惹くフリーカップ。掌にちょうどよく収まるサイズ感がゆえ、ビールにコーヒーなど中に注ぐ飲み物を選ばず重宝する。

<有田焼>

■薄く・軽く・丈夫の三拍子揃った美しき白磁

産地は400年以上もの歴史を持つ日本最古の磁器産地、佐賀県・有田町。白磁の美しさと繊細な絵付けが魅力の日本を代表する磁器で、白くて硬く、薄くて丈夫。品の良さも特徴で、日用品と美術品の両面から人気を集めている。

やま平窯
「泡 ボウル 18cm Black」(7920円)

美しい泡の表情は、一度でも見たら忘れられないインパクト。ブラックというのもまた格好良く、大人の男性にピッタリ。しかも、手に取るとビックリするほど薄く軽いのも特徴です(八田さん)

独自の技法により、職人の手で丁寧に作られる泡は、大理石のような風格のある質感でひとつ一つが異なる表情を見せる。使いやすい中鉢サイズで、どんな料理も引き立ててくれる。

<波佐見焼>

■暮らしに寄り添う、モダンでシンプルな磁器

長崎県・東彼杵郡波佐見町で、分業による大量生産体制にて作られる実用的な磁器。青藍色の呉須で絵付けされた染付が本来の特徴だが、近年はデザインも多様。使い勝手が良く、手頃な価格帯が多く、日常にも取り入れやすい。

藍染窯
「ブロンズ オーバル ボウル イエロー」(4454円)

カラフルな印象のイエローもヴィンテージ感を施したマットな風合いで、落ち着きを感じられる絶妙な色味。波佐見焼はカラバリも豊富なので、自分好みの色を見つける楽しみも(八田さん)

ヴィンテージ感溢れる「ブロンズ」シリーズは、落ち着いたマットな風合いと錆びた味わい、少しザラッとした独特な質感が見どころ。すべての料理をスタイリッシュに魅せてくれる。

<丹波焼>

■力強い土の温もりと自然な景色が味わい深い

日本六古窯のひとつとして約850年の歴史を持つ産地、兵庫県・篠山市今田地区で作られる。窯の中で約1300度の高温で長時間焼き締めることで生まれる、力強い土の温もりと釉薬による自然な景色が楽しめ、実用的な器が多い。

昇陽窯
「碧 しのぎ フリーカップ」(3300円)

青は青でも深みのある青緑色が絶妙な色味。丁寧に削られたしのぎも美しく、たしかな手仕事が感じられる。このカップで飲むビールはキメ細かな泡とまろやかな口当たりが格別!(八田さん)

深みのあるマットな青緑色が落ち着いた雰囲気を醸し出すカップは、試行錯誤の末完成した「碧」シリーズから。全面に施されたしのぎが美しく、緩やかな曲線の作りも優雅な佇まい。

<萬古焼>

■耐熱性に優れ、土鍋とブタ型の蚊遣りで有名

陶器と磁器の中間の性質を持つ炻器に分類され、耐熱性に優れているため土鍋や急須が特に有名。軽く丈夫でシンプルで飽きのこないデザインが多い。ちなみにブタの型をした蚊遣りも定番。三重県・四日市市菰野町が主な生産地。

光泉窯
「オーバルプレートL(瑠璃)」(4180円)

これ1枚で食卓の印象がグッと洗練される万能オーバル皿。土物ならではの温かみを感じられながらもデザインがおしゃれ。和洋中、料理を選ばず使えるので日常使いに最適です(八田さん)

パスタやメイン料理の盛り付けに最適なサイズ感で、ワンプレート料理にもうってつけ。艶やかながら落ち着きのある色合いの釉薬で、この瑠璃のほかにアメとグレーの3色が揃う。

<信楽焼>

■使えば使うほど味わいが増す、素朴な表情

日本六古窯のひとつで、産地は滋賀県・甲賀市信楽町。タヌキの置物でお馴染み。粗い土による素朴で温かみのある風合い、自然釉や火色が生み出す豊かな表情が特徴。丈夫で使うほどに味わいが増し、日常使いもしやすい。

古谷製陶所
「グレー釉 輪花深皿 小」(2420円)

可愛らしい印象の輪花皿もシックなグレーの釉薬により大人っぽい印象に。信楽の土物ならではの温もりが感じられて男性にも使いやすく、さりげなく食卓を華やかにしてくれます(八田さん)

花をかたどった輪花の深皿は、白い結晶と鉄分が散った表情が面白い。青みがかったグレーから白みがかったグレーまで、焼き上がりに個体差があるため自分好みの1枚を探したい。

<其のニ>

■人気SNSアカウント『大人の焼き物』がリコメンド! 今注目すべき“焼き物作家”6選

基本を押さえたら、一歩進んでトレンドもチェック。

「近年はSNS需要もあり、“料理映え・食卓を楽しむ・作家物”といったキーワードへの関心が高まっています」と八田さん。

これを受けて、産地・種類などの枠に捉われず、素材や技法、使い心地にこだわり、オリジナリティを持った6人の作家をピックアップ。

量産品にはない表情がある作品や、経年変化を愉しめる作品が人気傾向。さらに食事に使う器のみならず、コーヒーや晩酌の時間を愉しむ“道具”として選ぶ人も増えている。

このように愉しみ方は人それぞれ。自分だけのお気に入りとともに、素晴らしき焼き物ライフをお送りいただきたい。

*  *  *

1. 丁寧で柔らかな印象を与える“魅せる器”

中村哲雄
「粉引 丸鉢6寸」(4070円)

年2回開催される関東最大級の益子陶器市に出展されており、毎回初日から長蛇の列で即日完売してしまう人気作家。土物ならではの温かみのある質感に、シンプルながらもスタイリッシュなフォルムで使いやすさはピカイチ(八田さん)

栃木県益子町で作陶する中村哲雄の作品は、丁寧な仕上がりと土の温もりが柔らかな印象を与える。シンプルな佇まいの中にも渋さがあり、いつもの料理が一気にモダンな印象に。

▲日常使いに寄り添うシンプルな形状と柔らかな風合いが、懐深くどんな料理も受け止める

2. ヴィンテージの雰囲気漂う釉薬使いの美しさ

藤原純
「ゴブレット 白」(7700円)

作家ご本人から溢れ出すセンスが作品にも表れています。“藤原ブルー”とも称される「碧」が人気ですが、ヴィンテージな雰囲気が味わえる「白」もまた釉薬使いの美しさが際立ち、モノトーンの格好良さを愉しめるひと品です(八田さん)

滋賀県の信楽町で曽祖父の代から受け継がれる窯元、古仙堂で作陶されたゴブレット。ラインやフォルムにこだわった造形美と、まるでヴィンテージのような釉薬使いで魅了する。

▲ヴィンテージの雰囲気漂う釉薬使いが特徴。見た目のみならず、使い心地の良さも魅力だ

3. 独創的な器を作り出し、新たな有田焼を追及

西 隆行
「雫グラス 丸型(大)」(9350円)

唯一無二の美しい釉薬の流れに、たしかな手仕事を感じられる器。有田焼ならではの磁器の上品さは圧巻です。向こう側が透けて見えるほど薄くて軽い作りもあって、「大切に優しく扱おう」と思わせてくれる愛しい作品です(八田さん)

西 隆行は素材の良さを引き出す感覚に優れ、色彩表現にも定評のある若手陶芸家。こちらの「SHIZUKU」シリーズは、ひとつ一つ表情の異なる液体の自然な流れが美しく楽しい。

▲通常の5倍から10倍分の厚みで釉薬をかけて、窯の中で溶けている釉薬の美しさを表現

4. “山小屋の器”をイメージした緑青の色合い

長谷川哲也
「マグ(緑青)」(4290円)

コーヒーにこだわられる方にオススメなのが、同作家が作るドリッパーやサーバーと合わせて使いたいマグ。実用性もさることながらスタイリッシュなフォルムと、オリジナルの釉薬による表情豊かで絶妙な色味が楽しめます(八田さん)

愛知県に工房を構える同氏は、沖縄県読谷村のやちむんの窯で修行した後に独立。本作は、“山小屋で、長い間使い続けた器”をイメージ。アウトドア好きにこそぜひ使ってほしい。

▲光の加減により緑にも青にも見える色味は、銅の錆をイメージしたオリジナル釉薬の賜物

5. ポッテリ愛らしいフォルムにモダンな佇まい

堀 有一郎
「CORON ブラックゴールド」(4070円)

ポッテリまぁるいコロンとしたフォルムが印象的。洗練されたお洒落な佇まいの器は料理を美しく惹き立ててくれるだけでなく、キャンドルホルダーやお香スタンド、アクセトレーなどインテリアとしてもオシャレに使えます(八田さん)

日常の中にも、さりげない特別感を添えてくれる作品が揃う人気シリーズから。手仕事ならではの温もりとどこか近代的な佇まいを感じさせ、食器以外にも多様な使い方が楽しめる。

▲光を受けて繊細に輝くチタン結晶釉を用いており、角度や光の加減によって表情が変わる

6. 経年変化を愉しみ、触れるたびに湧く愛着

フルカワゲンゴ
「6寸リム深皿 銀」(4070円)

鈍く光るマットな銀彩が、とにかく格好良くて人気を集める一作。経年変化で少しずつ変わっていく景色は、器が育っている過程であり、より一層の愛着が湧きます。何を乗せても格好良くキマる1枚をお探しならぜひ!(八田さん)

群馬県・桐生市の陶芸家、フルカワゲンゴが作る6寸リムの深皿。土味や灰といった素材の艶やかな表情が、暮らしの中で少しずつゆっくりと変化し、触れるたび愛着も湧いていく。

▲形はもちろんテクスチャーにもこだわって制作された深皿。シンプルでモダンながら味わい深さも兼ね備える

<其のサン>

■飾って嬉しい、使って楽しい。思わず手に取りたくなる“ユニーク焼き物”の世界

焼き物=皿・椀などの食器をイメージする人も多いが、アート作品や花器・ケースなど、プロダクトとしてのそれは多種多様。アニメやマンガ、海外ドラマといったIPコンテンツとのコラボものは国内外でファンを虜にし、ストリートブランドなど、これまで和の伝統とは縁の薄かった界隈が、新たな表現の可能性として焼き物に目を向けるケースも増えているのも興味深い。

ここではGoodsPress編集部が、“モノ”目線で気になったアイテムを集めてみた。どれも陶磁器ならではの質感と器としての機能性を備え、日々の生活にさりげなく馴染んでくれるので、焼き物ビギナーでも手に取りやすいはずだ。

*  *  *

■名作SFアニメの“あのメカ”が鍋島焼に!

YOYOYO
「攻殻機動隊『タチコマ鍋島焼』」(77万円)

経験豊富な職人でも、困難を極める造形と絵付けに挑戦した本作。準備に1年以上を要し、試作での破損もかなりの数が出てしまいましたが、海外でも評価される逸品に辿り着けました(YOYOYO Brand Manager)

士郎正宗原作のアニメ『攻殻機動隊 S.A.C.』に登場するメカ「タチコマ」を、佐賀を代表するふたつの窯元の共創により磁器で再現。美しき白磁ボディに伝統と革新が融合したアート作品。

▲筆圧と角度を微妙に変化させながら、ひと筆ごとに色の層を描き分けることで、豊かな自然と命の色を描き出す

©士郎正宗・Production I.G/講談社・攻殻機動隊製作委員会

■なにかと散らかりがちな洗面所をスッキリと

TENT
「TINYVASE」(各1980円)

「歯磨きツールで洗面台がゴチャゴチャになる」という私自身の暮らしで起きていたリアルな困りごとを解決するために作りました。家族みんなでお使いいただけると嬉しいです(TENT プロダクトデザイナー 青木亮作さん)

ひとり分の口腔ケアツールをまとめて立てられる歯ブラシ立て。歯磨きツールが独自の断面構造で、高さの異なる増えて散らかりがちな洗面所もスッキリ整理整頓。洗いやすいU字型構造ゆえ清潔さも保ちやすい。

▲独自の断面構造で、高さの異なる複数のツールを安定して収納。洗面所だけでなくデスク周りなどでも活躍必至だ

■飾って呑んで遊べる大人の体験型アート玩具

NIKKO
「KENDAMA」(各19万円)

視覚だけでなく、気の合う仲間たちとお酒を楽しむ時間を創る“五感で味わうアート”です。陶磁器特有の適度な重さや口当たりも絶妙。この大人の遊び心を、ぜひご体感ください(ニッコー広報担当者)

アーティスト・三島良太氏が手がけた“けん玉”モチーフの3DCGアート作品を、NIKKO FINEBONE CHINAにて具現化。高知県に伝わるお座敷遊びの酒器「ベク杯」としても使える逸品。

▲大皿・中皿・小皿は、それぞれ容量の違う盃として作られており、ベク杯で使用するコマとそれを回す台もセットに

■工芸とデジタル表現が交差する異色そばちょこ

Netflix × マルヒロ
「BARBAR Luminous ストレンジャー・シングス 未知の世界 そばちょこ」(2750円)

黒釉に蓄光グリーンを施す特殊技術を使った珍しいそばちょこは、『未知の世界 大解剖』のビジュアルもポイント。“器として使う”“インテリアとして飾る”の両方で楽しめます!(マルヒロ プレス 長谷川裕奈さん)

人気海外ドラマ『ストレンジャー・シングス 未知の世界』の登場人物とロゴを、8bit ゲームを想起させるグラフィックで表現。作品の世界観を演出する蓄光ギミックも見逃せない。

▲闇の中で静かに発光するサマは、まるで器というスクリーン上にキャラクターたちが浮かび上がったかのよう

STRANGER THINGS/Netflix. Used with permission.

■“取扱注意”なアレやコレの収納にも活躍

マルヒロ × BlackEyePatch
「【ストア限定】取扱注意 case」(各4400円)

置くだけで存在感のある、無骨な佇まいが魅力。オブジェとしても小物入れとしても使えるので、自分なりの使い方を見つけ出したりと、遊び心ある唯一無二のアイテムとなっています(マルヒロ プレス 長谷川裕奈さん)

東京発のストリートファッションブランド、BlackEyePatchとのコラボアイテム。荷物に貼られる注意書きをモチーフに、荷札のようなフォルムで仕上げた磁器製のフタ付きケース。

▲フタ裏にはBlackEyePatchのロゴをしっかりインプット。パッと見は「??」、開くことで主張する粋な仕上がり

■花を生けることで完成する幻想的な世界観

マルヒロ × SAIKO OTAKE
「【ストア限定】S×M VASE_B」(2万4200円)

背の高い花を生ける際は、切らずにまずはそのままの長さで大胆に生けるのがオススメです。彫刻的なフォルムに花の柔らかさが加わり、花器そのものをアートとして楽しめます(マルヒロ プレス 長谷川裕奈さん)

アーティスト・大竹彩子が描く“花を纏った女神”を、有田と波佐見の職人たちの手によって陶器のオブジェへと昇華。アートワークが描かれた付属の巾着袋は小物入れやポーチに。

<Column>

■東京・世田谷の人気中華店とタイ発NYで話題のうつわが邂逅

YA for 中華立波
「SALAD BOWL」(価格未定)

3世代にわたって受け継がれてきた伝統的技術にN.Y仕込みの現代的デザインを融合させたタイのセラミックデザインスタジオ AYAの「SALAD BOWL」を、世田谷・松陰神社前の人気中華店、中華立波がカラーセレクト。今後、同店で料理を提供する際に、こちらのボウルが使用されるとのこと。味覚だけでなく五感をフル動員し、ぜひその魅力を味わってほしい。

<其のヨン>

■人気ライフスタイルSHOPが推す!この秋買いたい“椀皿・酒器・そのほか”

雰囲気の良い“焼き物”を気軽に楽しみたければ、たしかな審美眼と手に取りやすいプライスを兼備したライフスタイルSHOPを覗いてみるのが正解。弊誌でもお馴染みの各店にこの秋買いたい“推し”焼き物を教えてもらった。

*  *  *

<AKOMEYA TOKYO>

■異国情緒漂う佇まいが、食卓の幅を広げる

AKOMEYA TOKYO
「有田平形碗」(金泥釉:3520円/呉須巻内十草:4180円)

伝統技法を受け継ぎながらも、現代の食卓に馴染むデザインがポイント。ご飯茶碗としてだけでなく、汁気のある料理や丼料理や丼ものまで幅広い用途で活躍する一器多用の器です(AKOMEYA TOKYO 商品部 バイヤー 今井陽香さん

金泥釉、呉須巻、十草という和食器の伝統的意匠を、窯元の解釈で生地に向き合うことで完成させた椀。どこかエキゾチックで西洋風の佇まいが盛り付ける料理の幅を拡げてくれる。

■“おうち呑み”を愉しむための酒器セット

AKOMEYA TOKYO
「晩酌酒器セット」(4950円)

お酒だけでなく、おつまみまで含めた“晩酌時間”を提案できるセット。普段使いから来客時まで幅広いシーンにおいて活躍し、自宅で過ごす時間を豊かにしてくれる点も魅力です(AKOMEYA TOKYO 商品部 バイヤー 今井陽香さん)

ぐい呑みと豆皿は色違いの2枚セットでプレゼントにも最適。毎日の晩酌用として普段使いはもちろん、来客用やハレの日といった特別な日を彩る酒器にも喜ばれること請け合い。

■九谷焼ならではの華やかな絵付けに心躍る

AKOMEYA TOKYO
「九谷焼 豆皿」(各1760円)

豆皿は気軽に焼き物を取り入れられるアイテム。日本の伝統工芸を日常使いしやすい価格帯で楽しめる1枚です。取り皿やお菓子皿など用途が広く、食卓に彩りを添えてくれます(AKOMEYA TOKYO 商品部 バイヤー 今井陽香さん)

大正時代より石川県能美市に工房を構える青郊窯とのコラボ作。独自で開発した和絵具を使用することで五彩と呼ばれる九谷焼独特の色味を表現。種類も豊富、チョイスはお好みで。

<KEYUCA>

■手仕事の温かみで“暮らしに寄り添う”8型

KEYUCA
「【美濃焼】sou シリーズ」(814円~2519円)

デザイナーが粘土で細部まで造形を追求。使いやすさの中にも、形状の揺らぎや釉薬の表情といった手仕事の温もりと愛着を表現したシリーズ。数枚揃えておくと何かと便利です(KEYUCA 広報PR 清水さん)

電子レンジ&食洗乾燥機も使用可能で扱いやすく、さまざまな暮らしのシーンに合わせて、8種類の型・サイズを展開。スタッキングしやすい控えめなデザインで収納にも困らない。

■ビールを注ぐだけで、美味しい泡が作れる

KEYUCA
「【信楽焼】 泡立ちビア タンブラー310ml(レッド)」(2629円)

国産食器と信楽焼の魅力を活かした本作は、土の微細な凹凸がきめ細かな泡を生み、炭酸や風味を長く保ちながら美味しさを楽しめます。もちろんビール以外にもお使いいただけます(KEYUCA 広報PR 清水さん)

信楽焼特有の絶妙な粗さの土が、ちょうどいいビールの泡立ちを生み出す秘訣。グラスなどで飲んだ時とはまた違った口当たりが楽しめるので、気分や季節によって使い分けたい。

■常滑焼らしさを残しつつも、使い勝手は向上

KEYUCA
「【常滑焼】袋型急須」(3619円)

真っ黒な急須というのはよく見かけますが、コチラの急須は常滑ならではの土の風合いを感じてもらうために、あえて釉薬をかけない部分を残したデザインが特徴となっています(KEYUCA 広報PR 清水さん)

鉄分を多く含む常滑の土で作られた急須は、お茶の雑味が取り除かれまろやかな味わいになるとか。はめ込み網を採用し、洗いやすい仕様になっている点も普段使いには嬉しい限り。

<中川政七商店>

■安寧の祈りを込めた絵柄のご飯茶碗

中川政七商店
「好日茶碗シリーズ」(3300~6270円)

「どんな由来の縁起柄か? 日頃の食べる量は?」など考えながら迎えた茶碗はとっておきの食卓の相棒に。家族でお気に入りを選んだり、気分に合わせて使い分けるのもオススメ(中川政七商店 商品部ディレクター 高倉 泰さん)

“毎日手にするものこそ日々が好日になるものを”という想いから生まれたご飯茶碗シリーズ。全国の窯元による個性豊かな絵付けや縁起柄が、手仕事ならではの温かみを感じさせる。

■たっぷり一升が入る、信楽焼の焼酎サーバー

明山窯
「焼酎サーバー 尺寸胴 1.8L」(1万6500円)

“甕(かめ)で熟成させた焼酎”と聞くだけで美味しそう。多孔質の陶器に焼酎を入れて寝かせると味がまろやかに感じられると評判で、毎日の晩酌やホームパーティーで活躍間違いなし!(中川政七商店 商品部ディレクター 高倉 泰さん)

信楽で約400年続く窯元、明山窯が制作。本体だけでなくコック部分まですべてに国産素材を使用し、容量は一升瓶1本分(1.8L)。お気に入りの焼酎を贅沢気分で味わいたい人に。

■電子レンジで使えて、しかもお手入れ楽チン

中川政七商店
「フライパンで手軽に使える陶の蒸し皿」(4950円)

フライパンで蒸し料理が作れちゃうお手軽なアイテム。年齢的に炒め物よりも蒸し料理が好きになってきた自分にピッタリ。魚を蒸して中華風タレをかけるだけで最高のひと品に(中川政七商店 商品部ディレクター 高倉 泰さん)

調理後そのまま食卓に並べて使え、普段は菓子や果物皿としても活用可能。水を張った皿に乗せてラップをすればレンジ加熱もでき、カビや経年劣化のリスクがなくて手入れも容易。

<2026年下半期・全国陶器市開催(予定)スケジュール>

●10月9日〜18日「丹波焼陶器まつり」@兵庫県丹波篠山市
●10月10日、11日/「ARTS&CRAFT静岡手創り市」@静岡県静岡市
●10月10日〜12日「萩・田町萩焼まつり」@山口県萩市
●10月17日、18日「備前焼まつり」@岡山県備前市
●10月23日〜25日「大磯うつわの日」@神奈川県中郡大磯町
●10月31日〜11月3日「益子陶器市」@栃木県益子町
●10月31日〜11月3日「陶と暮らし2026」@茨城県笠間市
●11月14日、15日「灯しびとの集い」@大阪府堺市堺区百舌鳥夕雲町

※情報は2026年8月15日時点のもの。変更の可能性もあります

>> 特集【生活を豊かに彩る、乙なオトナの“焼き物”カタログ】

※2026年9月4日発売「GoodsPress」10月号94-101ページの記事をもとに構成しています

<取材・文/TOMMY(NOHOHON-PRODUCTION) 監修/大人の焼き物>

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