
AppleとLGが共同開発するスマートホームアクセサリーのイメージ画像を投稿したリーカーが、今度はセットアップ方法を動画で解説しています。
X(旧Twitter)に投稿された情報が正しければ、LG製ホームアクセサリーでは、iPhoneをかざすだけで初期設定の一部を済ませられる仕組みが用意されるようです。
pdfu氏(@itspdfu)は、HomeKit向けの「電源なしでタップしてセットアップ」機能が利用可能になるとし、次のような仕組みを説明しています。
NFCで電源投入前に初期設定
LG製ホームアクセサリーでは、iPhoneをかざすことでHomeKitのペアリング情報やネットワーク認証情報をNFC経由でセキュアエレメントに書き込めるとされています。
その後アクセサリーの電源を入れると、あらかじめ受け取った情報を使ってWi-FiまたはThreadネットワークへ参加し、Matterを通じたセットアップが進む仕組みです。
NFC通信ではiPhone側から近距離で電力を供給できるため、アクセサリー本体の電源をまだ入れていない状態でも初期情報を受け取れることが、この仕組みのポイントになりそうです。
Apple独自方式とMatter標準を分離
pdfu氏によると、Appleが用意する「HomeKit-over-NFC」は、Matterで用意されているNFCコミッショニングとは別の仕組みとして扱われています。
LG製スマートロックやスマートサーモスタットに搭載されるNXP製セキュアエレメントでは、Matter向けのNFC機能をHomeKit向けに置き換えた構成になっているとのことです。
そのため、iPhoneをかざして電源投入前に設定できる機能は、Appleホームを利用するユーザー向けの独自機能になる見込みです。
Matter経由なら他の環境でも利用可能
NFCを使ったタッチ設定がAppleホーム専用になったとしても、アクセサリー自体がHomeKit専用になるわけではありません。
電源投入後であれば、通常のMatter対応アクセサリーとしてペアリングできるため、他社のスマートホーム環境でも利用できるとされています。
Appleユーザーにはより簡単なセットアップ方法を用意しつつ、Matterによる相互運用性も維持する構成になるようです。
スマートホーム導入のハードルを下げる狙いか
スマートホーム機器は、電源投入後に専用アプリを起動し、QRコードを読み取り、Wi-FiやThreadへの接続を待つなど、初回設定に手間がかかる場合があります。
LG製アクセサリーで噂通りのNFCセットアップが実現すれば、箱から取り出した段階でiPhoneをかざし、必要な情報を先に渡しておくことが可能になります。
特にスマートロックや温度・湿度センサーのように、ドアや壁へ設置してから設定するのが面倒な製品では、取り付け前にペアリング準備を済ませられるメリットは大きそうです。
AppleがLGとの共同開発で重視しているのは、製品そのものだけではなく、既存のApple製品と同じように迷わず使い始められるセットアップ体験なのかもしれません。
Schneider製アクセサリーにも採用?
スマートホームハブに対応するとみられるアクセサリーはLG製だけではなく、iOS27.2のコードからSchneider製とみられる製品の記述も見つかっています。
今回のNFCセットアップがAppleホーム向けアクセサリーに共通する仕組みとして用意されているのであれば、将来的にはLG以外の対応製品でも同じ操作方法が利用できるようになることも考えられます。
そうなれば、メーカーごとに異なっていた初期設定方法をAppleホーム側である程度統一でき、スマートホーム機器を追加する際の煩雑さを減らせそうです。
この分野における製品拡充では後発だけに、Apple製品ユーザーにとってのメリットの提供が、普及の鍵になるでしょう。
Source: pdfu(@itspdfu)/X
- Original:https://iphone-mania.jp/homepod-607216/
- Source:iPhone Mania
- Author:FT729