サイトアイコン IT NEWS

Apple、iOS27への更新を積極推奨〜正式公開から3週間で方針転換

Appleは10月8日から、iOS26を使用しているiPhoneの「設定」→「一般」→「ソフトウェアアップデート」に表示される更新候補の優先順位を変更し、メインのアップデート欄に「iOS27.0.1」を表示するようになったことがわかりました。iOS27の正式版公開から約3週間が経過し、Appleは旧OSからの移行をこれまで以上に積極的に促し始めています。

iOS27の正式版リリースから3週間で全面推しに

10月7日までは、メインのアップデート欄に「iOS26.7.1」、画面下部の「その他の利用可能なアップデート」に「iOS27.0.1」が表示されていました。

しかし、10月8日からはメインのアップデート欄が「iOS27.0.1」、画面下部の「その他の利用可能なアップデート」が「iOS26.7.1」となり、Appleが優先的に案内するOSがiOS27へと切り替わっています。

iOS27の正式版が公開されたのは9月14日ですが、リリースからおおよそ3週間が経過したタイミングで、全面的なiOS27推しが始まったことになります。

今回、Appleが約3週間というタイミングで表示順序を変更したのは、初期の不具合を懸念してアップデートを控えていたユーザーにも、新しいOSの利用を促す段階に入ったためかもしれません。

iOS27.0.1という最初の修正版が公開されたことも、Appleがアップデートを積極的に案内する判断材料になったと考えられます。

iOS27のインストール率はいかに?

Appleは、App StoreにアクセスするデバイスのOSバージョンの統計調査を行っており、開発者サイトの専用ページで公開しています。

しかし、最新のデータは2026年6月7日時点のもので、過去4年以内に発売されたデバイスでのiOS26のインストール率は86%となっています。そのため、iOS27のインストール率はまだ明らかにされていないのが現状です。

今年6月7日時点でのiOS26のインストール率86%という数字は、前年同時期のiOS18のインストール率88%と比べて若干低くなっています。

左が2026年6月のiOS26のインストール状況、右が2025年6月のiOS18のインストール状況

今年6月時点ではiOS18を使用するユーザーも11%存在しており、前年同時期のiOS17ユーザーの割合8%を上回っています。この数字からも、最新OSへの移行が必ずしも順調に進んでいるわけではないことがうかがえます。

もっとも、現時点ではiOS27のインストール率が公表されていないため、今回の表示変更が普及率の低迷を受けたものなのかは不明です。

ただし、ソフトウェアアップデート画面でiOS27が優先的に表示されるようになれば、これまでアップデートを見送っていたユーザーの移行を後押しする効果は期待できそうです。

Appleとしてはなるべく最新OSを使ってほしい

新たなOSバージョンでは、新機能の追加だけでなく、さまざまなセキュリティ上の脆弱性の修正も行われるため、Appleとしてはユーザーにできるだけ最新のOSを使用してほしいと考えているのでしょう。

旧OSを使い続けるユーザーの心理としては、最新OSでバグが発生するのではないかという不安や、インターフェースの大幅な変更によって、新しい操作方法に慣れるまでの煩わしさなどが挙げられるかと思います。

実際、最新OSの公開直後にはさまざまな不具合が報告されることも珍しくありません。そのため、最新OSへのアップデートをためらう気持ちはよくわかるというのが、筆者の個人的な意見です。

今回の変更によってiOS27が優先的に案内されるようになりましたが、アップデートが強制されるわけではなく、引き続きiOS26を使用することも可能です。

最新OSの新機能を早く使いたいユーザーがいる一方で、現在の使用環境の安定性を重視するユーザーもいるでしょう。Appleとしては最新OSへの移行を促しながらも、旧OSを選択できる余地を残すことで、両者のニーズに対応しているのかもしれません。

モバイルバージョンを終了