
10月23日に発売されたiPhone Duoは、海外の検証で30分間のゲーム後に46.5℃を記録しました。同じ検証のiPhone18 Proを約3℃上回っています。本記事では、熱くなりやすい場面と性能への影響を数値で整理し、薄い折りたたみ構造から発熱の理由を考察します。
iPhone Duoは熱くなる?ゲームでは約3℃高い結果
海外の検証やレビューを見る限り、iPhone Duoは高い負荷が数十分続くと、iPhone18 Proより熱くなりやすい傾向にあります。ただ、日常の使い方では差は小さいとの評価も出ています。
数値を公開している2つの検証結果を表にまとめました。温度と安定度は別々の検証で得た数値で、測定条件はそろっていません。
| 項目 | iPhone Duo | iPhone18 Pro Max |
|---|---|---|
| 30分間のゲーム後の温度 | 46.5℃ | 43.2℃ |
| 3DMarkの安定度※ | 75.9% | 79% |
※3DMarkは、スマートフォンの性能を測るベンチマークアプリです。安定度は負荷をかけ続けたときに各機種が自身の性能をどれだけ保てたかを示し、機種間の処理速度の差を示す指標とは異なります。
温度を比べると、iPhone DuoはPro Maxより3.3℃高く、同じ検証でiPhone18 Proは43.8℃でした。Proとの差は2.7℃にとどまります。どの数値も発売前のレビュー時点に1つの検証で得たもので、室温や測定方法、ソフトウェアの更新によって結果が変わる余地もあります。
iPhone Duoが熱くなりやすい場面
海外メディアの報道によると、レビュアーが発熱を指摘したのは次の使い方です。
- カメラの長時間使用
- 2つの画面を同時に点灯させる撮影
- ゲームや写真編集
- サードパーティー製の動画アプリの使用
どれもチップや画面に負荷がかかり続ける使い方といえます。日本の利用シーンでは、通勤電車で動画を見続ける、旅行先で長く撮影する、といったケースが当てはまりそうです。気温の高い夏場の屋外なら、本体の温度はさらに上がりやすくなります。
長時間使うと性能はどれくらい落ちる?
安定度の比は試算に近い約96%
過去の記事では、Appleの公称値からiPhone Duoの持続性能をiPhone18 Proの約96%と試算していました。今回の3DMarkの安定度の比を求めると、75.9÷79で約96.1%となります。数字は近いものの、試算はPro、安定度はPro Maxとの比較で、指標も違います。試算が裏付けられたとまではいえず、近い傾向が出た段階と受け止めるのが妥当です。
ゲームではフレームレートが20%低下
ゲームの検証では、iPhone DuoのフレームレートがiPhone18 Proシリーズより20%低く、画面の明るさも300ニトを保てずに185ニトへ落ちました。明るさの低下率は約38%で、明るい場所では画面が見づらく感じるかもしれません。
検証で出た実際のコマ数は不明です。仮に毎秒60コマで動くゲームなら、20%の低下は48コマ前後に相当し、動きの速いシーンでは滑らかさの違いに気づく人もいそうです。
なぜ閉じると熱がこもるのか
薄いベイパーチャンバーの余裕
iPhone Duoは、iPhone18 Proより薄いベイパーチャンバーを備え、ヒンジ内のグラファイトのパイプで2つの本体の間に熱を移しています。ベイパーチャンバーとは、内部の液体が蒸発と凝縮を繰り返して熱を運ぶ板です。一般に薄いほど一度に運べる熱は少なくなるため、本体の表面から熱を逃がす役割が大きくなると考えられます。
閉じると放熱できる面が減る
20分間のストレステストを行ったレビュアーは、閉じた状態では内部に熱がこもり、性能もiPhone18 Pro Maxを下回ったと報告しています。開いた状態では、2つの本体の表と裏がどちらも外気に触れます。閉じると内側の画面同士が重なるため、外気に触れる面は大まかに半分となり、熱がこもる一因になっているとみられます。外側の画面で動画やゲームを長く続けるほど、影響を受けやすいはずです。
開いて負荷をかけたレビュアーは、本体の右側で熱を感じたと伝えています。発熱する部品が右側の本体に集まっていることも考えられ、ヒンジのパイプだけでは左右の温度差を埋めきれていないのかもしれません。
iPhone DuoとiPhone18 Proどちらを選ぶ?
現時点の限られた検証結果から、向いている人の目安を整理しました。
- iPhone Duo:読書やメッセージ、2つのアプリを並べた作業が中心の人
- iPhone18 Pro:長時間のゲームや動画撮影を重視する人
前面まで覆う手帳型のケースは、放熱を妨げる恐れがあります。熱が気になる人は、ケースを外した状態とも比べると判断しやすくなります。ただし開いた状態では大きな内側の画面を点灯させるため、その分の負荷も加わり、開けば必ず有利とは限りません。届いたら同じ作業を閉じた状態と開いた状態で試し、本体の温かさの違いを確かめてみてください。
Photo: MacRumors
- Original:https://iphone-mania.jp/iphone18-607871/
- Source:iPhone Mania
- Author:Yutel_06