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iPhone Duoが耐久テストで不合格〜IP68でもヒンジに粉塵が侵入

海外の人気YouTuberが、折りたたみiPhone「iPhone Duo」を耐久テストで「不合格」と判定しました。ただ、今回は1台を使った個人による検証で、普段使いですぐ壊れるとは限りません。IP68の防塵性能を備えながらヒンジに粉塵が入った理由と、日本で長く使うための注意点を解説します。

iPhone Duoの耐久テスト結果

海外メディアの報道によると、YouTubeチャンネル「JerryRigEverything」が10月23日(現地時間)、iPhone Duoの耐久テスト動画を公開しました。同じ報道では、iPhone DuoがIP68の防塵・防水性能を備えている点にも触れています。主な結果は次のとおりです。

テスト結果
粉塵ヒンジに粉塵が侵入し、閉じた状態を保つ磁石が効きにくくなった
曲げ内側画面に消えない緑色の線が出て、最後はタッチに反応しなくなった
外側画面の傷モース硬度レベル7で傷
内側画面の傷モース硬度レベル2で傷、ただしナノテクスチャ加工で目立ちにくい

影響が大きいのは磁石の不調です。閉じたときの磁石は、内側画面同士を合わせて守る役目を担っていると推測できます。閉じる力が弱まれば画面の間に隙間ができ、異物が入り込みやすくなると考えられます。発売後には、実際の利用者からiPhone Duoの画面破損が複数報告されている点も気になるところです。

iPhone Duoの防塵性能IP68とは

IP68は、防塵性能が最高の「6」、防水性能が「8」であることを示す国際規格の表記です。防水8の具体的な条件(水深や時間)はメーカーが定めます。防塵6は、細かな粉塵を満たした試験装置に一定時間置いても、内部に粉塵が入らないことが条件です。

試験は決められた条件の下で行います。開閉を繰り返しながら粉塵にさらす使い方まで保証する規格ではなく、「どんな粉塵にも耐える」という意味ではない点に注意が必要です。

ヒンジが粉塵に弱くなりやすい理由

機械設計の視点で見ると、ヒンジは開閉のたびに部品同士が動く可動部です。可動部には、部品がこすれ合わないよう小さな隙間を設けるのが通例です。継ぎ目の少ない板状の本体と比べ、粉塵を完全に締め出すのが難しい構造といえます。

iPhone Duoの内側画面は爪でも傷付く可能性

モース硬度とは、鉱物の硬さを1〜10の10段階で表す指標です。レベル7は、多くの砂に含まれる石英と同じ硬さにあたります。外側画面は日常の多くの物では傷が付きにくいものの、砂粒なら傷が付く可能性がある水準です。

内側画面はレベル2で傷が付き始めました。一般に2〜2.5程度とされる人の爪とほぼ同じ水準で、爪でも傷が付く可能性があります。折りたたみスマホの内側画面は曲げに耐える必要があるため、多くの機種が表面に保護フィルムなどの層を重ねています。市販の保護フィルムを貼るべきかは、iPhone Duoの内画面に保護フィルムは必要かで詳しく解説しています。開いた画面を爪で強く押したり、硬い物を当てたりするのは避けたほうが無難です。

iPhone Duoを日本で長く使うための注意点

開閉の多い折りたたみスマホは、普段の暮らしでも粉塵や砂に触れる機会が少なくありません。日本の利用シーンに当てはめ、気をつけたいポイントを3つ紹介します。

ポケットやバッグのほこり

ポケットの底にたまった糸くずやほこりは、ヒンジ付近に入り込みやすい存在です。ポケットの中はこまめに掃除し、バッグでは小物入れに分けて持ち歩くとリスクを減らせます。

黄砂や海辺の砂

春の黄砂の季節や、海水浴・キャンプで砂に触れる場面も要注意です。砂には石英が含まれることが多く、内側画面に付いたまま閉じると傷の原因になりかねません。砂が付いたときは画面をこすらず、軽く吹き飛ばしてから閉じるのが安全です。

AppleCare+や保険で備える

高価な折りたたみスマホほど、故障したときの修理費用は重くのしかかります。AppleCare+や民間のスマホ保険への加入は、AppleCare+と保険4種類の比較も参考に、購入時点で検討しておくと安心です。

画面が反応しなくなるまで追い込まれた1台は、検証のためとはいえ何とももったいない姿でした。身をもって弱点を示してくれた1台に感謝しつつ、手元のiPhone Duoを長く大切に使いたいものです。

Photo: MacRumors

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