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【レビュー】65W出力で車内充電はどう変わる?Deff新型カーチャージャーを実車検証

Deff(ディーフ)が、USB Type-Cを2ポート搭載し、単独で最大65ワットの出力に対応する車載用充電器「Dual PPS 65Wカーチャージャー」を発売しました。実車のアクセサリーソケットに装着し、iPhoneなどを充電した際の出力や、走行中に接触が不安定にならないかを確認します。さらに、Deffの吸着式スマートフォンホルダー「Airput」も組み合わせ、普段使いを想定した車載環境を試してみました。

【PR】本記事は、Deffの提供でお届けします。製品の提供を受けて制作していますが、検証内容と評価は編集部が独自に行っています。

単独65ワット、2台接続なら45ワット+20ワットで充電

Deffの「Dual PPS 65Wカーチャージャー」は、USB Type-Cポートを2基搭載したアクセサリーソケット用充電器です。

1台だけ接続した場合は、どちらのUSB-Cポートを使っても最大65ワット。2台を同時に接続すると、それぞれ最大45ワットと20ワットに固定して出力します。

両ポートともUSB Power Delivery(USB PD)とPPSに対応しています。

65ワットの出力があれば、スマートフォンやタブレットに加え、USB PDによる充電に対応したノートPCにも給電できます。なお、65ワットで充電するには5A対応のUSB-Cケーブルが必要で、一般的な3A対応ケーブルでは最大60ワットに制限されます。

ただし、現在は他メーカーから75ワット以上の出力に対応するカーチャージャーも販売されています。そのため、65ワットという数字自体は、現在では突出したものではありません。

Deffによると、車種によって異なるアクセサリーソケットの深さや形状を考慮し、側面と先端の接点構造を設計し、輸入車も含めた各車種で安定した給電を追求したとのことです。

スバル・レヴォーグ(VN5)に装着、車載USB-Cは最大15ワット

今回のレビューに使用した2025年式スバル・レヴォーグ(VN5)には、車内にUSB Type-C端子が装備されています。最大出力は5V/3A、つまり15ワットです。

5V/3A(15ワット)はスバルだけの仕様ではなく、国産車では、USB-C端子でも最大15ワット程度にとどまる車種があります。

一方、輸入車では45ワット級のUSB PDに対応する車種や、さらに高出力なUSB-Cを備える車種も登場しています。

今回は、レヴォーグの車載USB-CとDeffのカーチャージャーで、実際の充電状態を比較します。

アクセサリーソケットに差すとどれくらい出っ張る?

まず、センターコンソール付近にあるアクセサリーソケットにカーチャージャーを差し込みます。

スムーズに奥まで入り、装着後のぐらつきもありませんでした。通電中はランプが点灯し、動作状態を確認できます。

本体はアクセサリーソケットの差込口表面から約3.5センチ突出しますが、センターコンソールの操作や収納を妨げることはありませんでした。

iPhoneを充電、車載USB-Cとの差を実測

スペック上は、レヴォーグの車載USB-Cが最大15ワットなのに対し、Deffのカーチャージャーは最大65ワットです。

今回は、iPhone16 ProとUSB-Cケーブルを使用し、車載USB-CとDeffのカーチャージャーで給電能力を比較しました。

使用したiPhone16 Proの、測定開始時のiPhoneのバッテリー残量は約40%です。

車載USB-Cでは公称上限に近い約15ワットだったのに対し、Deffでは約24ワットまで上昇しました。

さらに、バッテリー残量40%の14インチMacBook Pro(M1 Pro)だけを接続すると、65ワットでの給電が確認できました。

最新のiPhoneでは有線充電が高速化しており、iPhone17 Proは40ワット以上の電源で約20分、iPhone18 Proは対応する60ワット以上の電源で約15分で最大50%まで充電できます。iPhone Duoは対応する60ワット以上の電源で約20分で最大50%まで充電可能です。

ただし、iPhone18 ProやiPhone DuoでApple公称の速度を得るにはAVS対応などの条件があります。今回試した製品では、AVS対応は仕様上確認できていません。

なお、実際の充電出力は、接続するiPhone側の仕様やバッテリー残量、温度などによって決まります。

2台同時充電では45ワット+20ワットに

続いて、2台同時充電時の出力を測定しました。

2台使用時は、一方が最大45ワット、もう一方が最大20ワットとなります。2つのポートに割り当てられた出力が決まっているので、2ポートを同時使用する際は接続するポートを確認する必要があります。

そこで、iPhone16 Proと14インチMacBook Pro(M1 Pro)を同時充電してみました。

メーカー公称どおり45ワット+20ワットでの同時給電を確認できました。2台目を追加した際も、目視で確認できる範囲では充電が途切れることはありませんでした。

走行中も充電は途切れない?実際に走って確認

走行時の振動で、カーチャージャーが浮き上がったり、給電が途切れたりしないかも確認しました。

一般道を約15キロ走行し、路面の継ぎ目や段差も通過しましたが、給電の中断は確認されず、走行後にカーチャージャーが浮くこともありませんでした。

エンジンを一度OFFにして再始動した場合も、カーチャージャーは正常に復帰し、iPhoneへの充電も問題なく再開しました。

Airputを組み合わせてiPhoneを車載

今回は、Deffが2024年に発売したスマートフォンホルダー「Airput」も組み合わせて使用してみました。

Airputは、MagSafeの磁力ではなく、吸着面の空気を抜いてスマートフォンを保持します。吸着後はリアルタイムで吸着力を計測・調整して安定した吸着状態を維持します。

Airputは主電源が切れた際に吸着力を保持するための内蔵バッテリーも搭載しています。ただし、Deffは駐車中の保持を保証しておらず、エンジンOFF後はスマートフォンを取り外すよう案内しています。

磁力を利用しないためMagSafe対応の有無にかかわらず使用できますが、表面に凹凸があるケースなどでは吸着できない場合があります。

AirputはQiワイヤレス充電に対応していますが、iPhoneへの出力は最大7.5ワットです。

Androidスマートフォンでは最大15ワットに対応します。Android端末で最大15ワットのワイヤレス充電を利用するには、12V/2A(24ワット)以上の電源が必要です。

最新のMagSafeやQi2対応充電器と比べると、iPhoneの充電速度を重視した製品とはいえません。

なお、Airputに付属するケーブルはUSB Type-A – USB Type-Cです。今回の65ワットカーチャージャーはUSB-Cポートのみなので、両製品を直接組み合わせるには別途USB-C – USB-Cケーブルを用意する必要があります。

Airputは、付属のアダプターでエアコン吹き出し口に取り付けます。なお、アダプターとAirput本体は、汎用性の高い17ミリボールジョイントで接続されています。

吸着式ホルダーは走行中も安定する?

AirputにiPhoneを押し当てると、内部のポンプが作動し、2秒ほどで吸着・固定されます。

吸着力は強く、手で引っ張ってもiPhoneが外れることはありません。時々、内臓ポンプが吸着力を調整する動作音がしますが、走行中や音楽再生中なら気になるレベルではありませんでした。

側面のリリースボタンを押すと取り外せます。

一般道を約15キロ走行しましたが、Airputは安定しており、iPhoneの位置がずれることもありませんでした。

Deffによると、Airputの運用上の最大耐荷重は2キログラムです。ただし、この数値には車両側のエアコン吹き出し口の強度は含まれていません。

試しにiPad miniも吸着させたところ安定して保持できましたが、Airputはスマートフォン用の製品であり、iPad miniでの使用を推奨するものではありません。

iPhoneのワイヤレス充電は最大7.5ワット

ワイヤレスCarPlayで接続し、Appleマップでナビゲーションを使いながらポッドキャストを再生するという、筆者が普段から利用している環境で走行しました。

往路はAirputでワイヤレス充電しましたが、iPhone16 Proのバッテリー残量は約20分間で39%から30%へと9ポイント減少しました。iPhoneの画面には充電中表示が出ていましたが、今回の使用条件では、Airputのワイヤレス充電だけではバッテリーの消費を補い切れなかったことになります。

復路では、DeffのカーチャージャーからUSB-Cケーブルで直接充電しました。その結果、約20分間でバッテリー残量は27%から56%へと29ポイント増加しました。

短時間の車移動の間に、一気にiPhoneを充電できるのは心強く感じます。

バッテリー残量や走行条件などが完全に同じではないため、単純に充電速度を比較できるものではありませんが、今回の検証では有線充電の方が明確に良好な結果となりました。

充電速度を優先するなら、AirputでiPhoneを吸着していてもUSB-Cケーブルで直接接続する方が適しています。なお、ワイヤレス充電機器とUSB-Cケーブルが同時に接続されている場合、iPhoneは有線で充電されます。

Makuakeで先行発売済み、11月2日から一般発売

Deffの「Dual PPS 65Wカーチャージャー」は、クラウドファンディングサービスMakuakeで先行発売され、目標金額の577%を達成した製品です。

一般向け発売は11月2日で、一般販売価格は3,480円(税込)です。本稿執筆時点では、Deff公式オンラインストア「ディーフダイレクト」で発売記念価格として2,979円(税込)で購入可能です。

「ディーフダイレクト」のほか、Amazon、楽天市場の公式ストア、家電量販店などでも順次、発売予定です。

「Airput」はすでに一般販売されており、販売価格は6,979円(税込)です。

まとめ:65ワットカーチャージャーが向くのは?

Deffの「Dual PPS 65Wカーチャージャー」は、65ワットという数字そのものより、車内に高出力なUSB-C電源を手軽に追加できることがポイントです。

筆者は、標準USB-Cポートの15ワット充電でもこれまで大きな不満はありませんでしたが、iPhoneを約24ワットで充電できると、日常的な短時間移動でも効率的に充電できて便利さを実感しました。

なお、アクセサリーソケットからは3.5センチほど飛び出すため、アクセサリーソケットの前に十分なスペースがあることを確認する必要があります。

Airputについても、スマートフォンを強力に吸着し、ボタンひとつで簡単に取り外せる構造は印象的である一方、iPhoneのワイヤレス充電が最大7.5ワットである点は、iPhoneの消費電力が大きくなる使い方や、高速充電を求めるユーザーには物足りません。

iPhoneを高速充電したい場合は、Airputをホルダーとして使いつつ、充電はDeffのカーチャージャーからUSB-Cケーブルで直接行うと便利です。2台同時使用時なら、iPhoneを45ワット側、Airputを20ワット側に接続できます。

Source: Deff カーチャージャー, Airput

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