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エディー・バウアーの登山靴型ローカットとキルティングモックは冬の足元にちょうどいい

11月に入って、朝晩の空気が一気に冷たくなってきました。クローゼットの奥からダウンジャケットを引っ張り出した人も多いのではないでしょうか。

そのダウンジャケットの元祖として知られるブランドがどこか、ご存じですか? 答えはEddie Bauer(エディー・バウアー)。1936年にアメリカで初めて特許を取ったダウンジャケットを送り出し、1963年にはアメリカ人初のエベレスト登頂を果たした遠征隊のダウン装備をすべて手がけた、筋金入りのアウトドアブランドです。今でこそダウンは冬の街着の定番ですが、そのルーツをたどるとエディー・バウアーに行き着くわけです。

そんなダウンの元祖が、日本再上陸後初となるシューズコレクションを展開します。実はエディー・バウアーの始まりは1920年。アウトドアマンでガイドでもあった創業者が、アメリカ・シアトルのガンショップの一角でテニスラケットを売り、ガットを張るところからスタートし、翌年には自分のスポーツ用品店を開いています。外遊びの道具を扱う店から始まったブランドなので、足元の道具を手がけるのも自然な流れといえそうです。

ラインアップは、マウンテンブーツをベースにした「TACOMA(タコマ)」(3万800円)と、モックタイプの「BAKER MOC(ベイカーモック)」(2万4200円)の2モデル。どちらもソールにはグリップ力と耐久性で知られるVibram(ビブラム)を採用しています。

■登山靴の作りをローカットに仕立てた「TACOMA」は、起毛した革の表情が育つ

まずは「TACOMA」。マウンテンブーツをベースに、くるぶしが出るローカットに仕立てたモデルです。アッパーには起毛した牛革を使い、靴底にはグリップ力と安定性に優れたVibramの“BRISTOL”ソールを組み合わせています。エベレストの登山隊を支えたブランドが、マウンテンブーツから靴づくりを始めるというのは、なんだか筋が通っている気がしますよね。

靴ひもは金属のリングに通していく、登山靴らしい作り。アイレット(靴ひもを通す部分)は耐久性を高める仕様で、長時間歩いてもフィット感が安定するとのこと。ひもをしっかり締めて歩く登山靴の作りだからこそ、ひもを通す部分の強さは効いてきます。

そして革の靴ならではの楽しみが、経年変化。履き込むほどに革の風合いが増し、自分だけの一足に育っていくそうです。起毛した革は、履くうちに毛並みが寝たり、よく擦れるところの色が変わったりして、少しずつ表情が変わっていくもの。ローカットなのでブーツほど構えずに履けて、スニーカーと同じ感覚で毎日の足元に回せるのもいいところです。

素材は牛革とポリエステル。カラーはBLACKとBROWNの2色で、BROWNなら王道の登山靴らしい雰囲気に、BLACKならデニムにもスラックスにも合わせやすく、街寄りの印象になりそうです。サイズは25.0〜28.0cmの1cm刻みで展開しています。

■キルティングのモック「BAKER MOC」は、スリップオンでキャンプにも街にも

もう1足は「BAKER MOC」。モックタイプのシューズで、目を引くのはアッパーに入ったダイヤ形のキルティングです。実はエディー・バウアーが1936年に送り出した最初のダウンジャケット「スカイライナー」も、縫い目を格子状に入れて細かい区画に分け、中のダウンが下にたまらないようにしたダイヤ形のキルティングでした。

1940年にはこのジャケットのデザインで特許を取り、それから14年間、スカイライナーのダイヤ柄はエディー・バウアーだけが作れるものだったといいます。ダウンの元祖がつくるとこうなるのか、と思わず納得してしまう見た目です。

足を包み込む柔らかなアッパーに合わせたのは、Vibramの“VYBRID HIKE”ソール。軽さと安定感を両立し、凹凸のあるラグパターン(靴底の溝の模様)でグリップ力を確保しているとのこと。

ひもを結ばずに履けるスリップオン設計なので、脱ぎ履きはラク。キャンプ場でテントやクルマに出入りするたびに靴を脱ぎ履きする場面でも、手間がかかりません。それでいて靴底はアウトドア仕様なので、そのまま芝生や砂利のサイトを歩けるのは心強いところです。

もちろん街履きにもなじみます。ボリュームのあるダウンジャケットを着ると、足元がスニーカーでは少し頼りなく見えることがありますが、キルティングのモックならアウターとの釣り合いも取りやすいはず。素材はポリエステルと牛革。カラーは「TACOMA」と同じくBLACKとBROWNの2色で、サイズも25.0〜28.0cmの1cm刻みです。

冬の装いといえば、どうしても主役はアウターになりがち。とはいえダウンの元祖がつくった2足なら、上はエディー・バウアーのダウン、足元は「TACOMA」か「BAKER MOC」と、ブランドの原点と最新作を頭から足先までひと揃いで楽しめるわけです。

>> Eddie Bauer

<文/山口健壱>

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