一部アニ文字のデザイン特許をAppleが取得〜模倣防ぐのが狙いか

アニ文字 apple 公式
 
たかがアニ文字と思うなかれ――。2つのアニ文字キャラクターに関連したデザイン特許(意匠権)を、Appleが新たに取得しました。

アニ文字は20種類以上

アニ文字」はApple独自の3D絵文字で、ユーザーは自身の顔をTrueDepthカメラで認識させ、笑顔や驚き顔といった表情を、iPhone上のアバター(アニ文字キャラクター)にリアルタイムで反映させることができます。製作したアニ文字は、iMessageなどで送信することができます。
 
そんなアニ文字も、発表された2017年から今年で4年目に突入しました。現在、アニ文字として利用できるキャラクターは20種類以上存在します。
 
このうち、2019年3月リリースのiOS12.2で追加されたキリンとサメについて、Appleが香港でデザイン特許を取得したことが分かりました。

アニ文字発表後、ライバル企業も追随

キリンとサメ以外のデザイン特許を、Appleがどの程度保有しているかは不明です。例えば同じくiOS12.2で追加されたフクロウとイノシシについては、今回同社が取得したデザイン特許の中には含まれていません。
 
しかし、取得しないよりも取得したほうが好ましいのは事実でしょう。
 
というのも、Appleがアニ文字を発表するや否や、SamsungHuaweiといったライバル企業がすぐに同じ機能を発表したからです(Samsungは「AR絵文字」について、アニ文字とは関係のない独自機能だと主張しています)。
 
こうした経緯を思えば、今後あからさまな模倣を行う企業が出てくる可能性を懸念し、Appleが先手を打つのも不思議ではないというわけです。
 
 
Source:Patently Apple


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