中国・武漢市を中心として猛威をふるっている新型コロナウィルスですが、今年の中国国内でのスマホの予想出荷台数が5%減となったことが明らかになりました。
日本や米国も余波を受けることになる
「武漢での新型コロナウィルスのアウトブレイクは、2020年上半期に中国と世界経済に影響を与えるだろう」と調査会社Strategy Analyticsのアナリスト、リンダ・スイ氏はコメントしています。「スマートフォン市場は、経済成長の鈍化と消費支出の減少により悪影響を受ける」
Huawei、OPPO、Vivo、Xiaomiなどの中国ベンダーは、2020年上半期に中国国内で相当な苦労を強いられるとみられています。
また、新型コロナウィルスのアウトブレイクは、全世界の70%のデバイスが中国国内で販売されているということもあり、スマートフォン供給と生産に世界的な影響を与えるとされています。
「工場の稼働遅延、検閲、移動制限などは、一時的な労働力不足を生じさせるだろう」とスイ氏は述べています。「最も大きな影響を受けるのは中国だが、日本や米国などもその余波を受けることになる」
Strategy Analyticsは、世界スマートフォン市場の出荷台数は2%減になると予想しています。
Appleも中国国内のストアとオフィスを閉鎖
Appleも、中国国内のすべてのApple Store・オフィスを2月9日まで閉鎖することを発表しています。
新型コロナウィルスは、3月の発売が噂されているiPhone SE 2の生産にも影響をおよぼすのではないかと懸念されています。
Source:South China Morning Post
Photo:Kārlis Dambrāns/Flickr
(lexi)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-273156/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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