音楽、特に作曲に携わっているミュージシャンの中には「StaffPad」の存在を知っている人もいるだろう。タブレット端末のスクリーン上で楽譜を“手書き”できるアプリだ。
これまでWindowsのタブレットでのみ利用できた人気のアプリだが、ついにiPad版アプリがリリースされた。
・手書きを自動で清書
デザインしたり絵を書いたりするのにタブレット端末を使う人もいるかと思うが、StaffPadでは似たような感覚で楽譜を手書きできる。紙に鉛筆で書いていくのと同じように、スクリーンに表示される五線譜にタッチペンで音符を書き込んでいくことができる。
通常手書きの場合、音符の黒丸部分がきっちりと黒く塗りきれなかったり、棒の部分が斜めになったりするもの。しかし、StaffPadではタッチペンで書いていくそばから自動で「清書」され、初めからPCで作成したような美しい体裁になる。
つまり手書きを認識するという高度な技術が活用されていて、もちろん音符だけでなく音楽に関する記号全てに対応する。また、修正や削除なども簡単にできる。
・作ったメロディの再生も
しかもStaffPadでは、書いた楽譜の「再生」ができる。こちらは追加料金がかかるが、55種の楽器で自分の書いたメロディをタップするだけで再生できるというのは作曲する人にはかなり重宝する機能だろう。アンサンブルやオーケストラの曲も自在に再現できる。
おそらく作曲する人は常に五線譜の紙を手元に置いているだろうが、それに代わるものとしてStaffPadは検討する価値がありそうだ。
米国App Storeでの価格は89.99ドル(約9900円)となっている。
- Original:https://techable.jp/archives/116602
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:mizoguchi
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