AppleサプライヤーのFoxconnは、中国本土の生産施設の本格的な再稼働を3月末までに目指している、とReutersが伝えています。すでに半分以上の季節労働者が工場に戻っているとのことです。
新型ウイルスに苦しめられたFoxconn
新型コロナウイルスはすでに60カ国以上に拡がっており、中国を中心として86,000人の感染が確認され、3,000人以上を死に至らしめています。
Foxconnは、中国の旧正月である春節後の2月10日から全面的な生産施設の再稼働を予定していましたが、当日に出勤した従業員数は約16,000万人で、生産能力の10%未満にとどまったと報じられました。
Appleサプライヤーに独自の情報網を持つアナリストのミンチー・クオ氏も、2月9日付けのメモで、Apple主要サプライヤーの工場に従業員が戻ってきていない、と報告していましたが、Appleのティム・クック最高経営責任者(CEO)は中国での新型ウイルスをめぐる状況は「制御下」に置かれつつあると2月末にコメントしており、ついにサプライヤーの通常営業の再開が見えてきたようです。
通年の業績に与える影響は不明
iPhoneの組み立てを担うFoxconnは、3月末までに生産施設の通常営業が可能と見込んでいますが、これまで新型ウイルスがもたらした混乱が通年の業績にどのような影響を与えるかどうかは未知数である、とコメントしています。
現地時間の3月3日にオンライン上で行われた投資家会議の中で、「(新型コロナウイルスの)アウトブレイクの防止と、営業と生産の再開が最優先事項だ」と、Foxconn会長リウ・ヤンウェイ氏はコメントしました。
Appleは、3月に廉価iPhoneモデルiPhone SE 2(iPhone9)を発売すると噂されています。
Source:Reuters
Photo:iphonedigital/Flickr
(lexi)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-276495/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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