iPhoneの生産台数は新型ウイルスの影響下でも2019年を上回っている?

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猛威をふるっている新型コロナウイルスは、確実にAppleのサプライチェーンに影響を及ぼしていますが、それでもiPhoneの生産台数は昨年の水準を上回っている、との興味深い考察をUBS証券のアナリストが発表しました。

3月末までにiPhoneの生産台数は回復の兆しを見せるか

iPhoneの2020年第1四半期(1月〜3月)の生産台数は、当初予測されていた4,700万台から35%減となる3,600万台に落ち着く、とUBS証券のアナリスト、ティモシー・アークリ氏は推測しています。
 
アークリ氏のiPhoneの生産台数の予測は、新型コロナウイルスのAppleサプライチェーンへの影響を考慮したものですが、3,600万台という数字は、対前年同期の水準(UBS証券調べ)を上回っている、と米メディアAppleInsiderはコメントしています。アークリ氏によれば、2020年第2四半期(4月〜6月)のiPhone生産台数は、当初の予想生産台数の4,000万台よりも若干少ない3,800万台になるとのことです。
 
アークリ氏は、2020年第1四半期の終わりまでにiPhoneの生産は回復すると予測していますが、3月末までに通常営業の再開を目指すAppleサプライヤーFoxconnの計画とも一致します。なお、同氏はiPhone生産は2020年第2四半期にフル生産に入るとの見方です。

iPhone SE 2やiPhone12には触れず

最近のアナリストたちは、必ずと言っていいほど近々発表が期待されているiPhone SE 2今年秋発売見込みの5G対応iPhone12について触れるものですが、UBS証券のアークリ氏はどちらのデバイスにも言及していません。
 
Wedbushのアナリストによると、次の12カ月〜18カ月間に5Gのスーパーサイクルが来るとのことで、Appleは2021年9月末で終わる会計年度に2億〜2億1,500万台のiPhoneを売り上げると予測されています。
 
 
Source:AppleInsider
Photo:Apple
(lexi)


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