今年秋の発売が期待されているiPhone12には、5ナノメートル(nm)プロセスのチップ搭載され、台湾TSMCが生産を担う見込みです。しかしながら、2021年以降のiPhoneのAシリーズチップはTSMCではなく、韓国のSamsungが生産を行う可能性が浮上しました。
3nmプロセスではSamsungが先行している?
台湾メディアDigiTimesによれば、Samsungが3nmプロセスチップの生産においてTSMCに先行しているとのことです。
Aシリーズのチップは常にTSMCが生産を行ってきた印象がありますが、iPhone6s、iPhone6s Plus、iPhone SEに搭載のA9チップ、2013年のiPhone5s搭載のA7チップの生産ではSamsungがTSMCをリードした過去があります。
2022年まで繰り越される可能性も
DigiTimesの報道では、3nmプロセスチップは早ければ2021年に登場するとのことですが、新型コロナウイルスの影響によりおそらく2022年まで持ち越される可能性が濃厚であるとみられています。重要な生産設備の準備が遅れているのが、その理由とされています。
TSMCも3nmプロセスチップも生産に向けてすでに動き出しているため、Appleの2022年のiPhoneチップサプライヤー争いは接戦となることが予想されます。
Samsungはチップブランドで世界3位に
Samsungは自社製チップで近年大きくシェアを伸ばしており、Appleを追い抜き世界第3位のブランドになったと3月末に報じられました。
最新のGalaxy端末には、最新ハイエンドシステム・オン・チップ「Exynos 990」が搭載されており、最大5,500MbpsのLPDDR5、120Hzディスプレイ、1.08億画素カメラに対応しています。
Source:DigiTimes via Cult of Mac
Photo:MySmartChoice
(lexi)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-281990/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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