赤提灯の鉄板メニュー「モツ煮」を家で作ったら日本酒が止まらない【宅飲み家電 #07】

赤提灯に行ったら必ずと行っていいほど頼みたくなるのがモツ煮。個人的に好きなのは、コクがあって少し辛めな赤味噌ベースの本格的なやつでして…。それに日本酒を合わせるのが最高な組み合わせ。スーパーの惣菜コーナーなどで買うことも出来るけど、白味噌ベースのものが多くてちょっと物足りないんですよね。

であれば、自分で作ってしまおうと思い立ち、以前から気になっていたシャープのほったらかし家電「ヘルシオ ホットックック」で挑戦することにしました。ちょうど1〜2人前用タイプが出たこともあって省スペースで作れるため、宅飲みのつまみにもちょうどいい感じ。

実際に作ってみたら、モツ煮だけじゃなくてついでに前菜とシメまで簡単に作れてしまいました。これ絶品ですよ。

■前菜→モツ煮→モツカレーの最強コンボが楽しめます

<使用した家電>
シャープ
ヘルシオ ホットクック KN-HW10E
実勢価格:3万9800円前後

▲コンパクトな1〜2人用、1.0Lタイプなのでそこまでスペースも使わずにテーブルの上でも作れちゃうので、普段の家事のスペースを邪魔しないのもうれしい。水なし・自動調理が一番の魅力で、野菜の旨味が最大限に引き出されつつ、勝手に混ぜてくれるので焦げる心配もありません。設定時間になれば音声機能で呼んでくれるため、他のことをしていても大丈夫!

結果的に最高に自分好みのモツ煮が、食材を切るだけで出来ました。おかわりもバッチリです(笑)。しっかりと味の染み込んだモツと野菜、そこにさっぱりとした日本酒が最高に合います。ほったらかしで出来るとはいえ、自分で作った達成感と愛着もありいつも以上に美味しく感じます。

▲合わせた日本酒は土田酒造の「土田 生もと仕込み」

旨味とほのかな酸味でクリアな後味が印象的な、さっぱりとした日本酒を冷やで一緒に飲みました。味の濃いモツ煮にはぴったりで料理を引き立ててくれるお酒です。モツ煮を食べた後には甘みが強く感じられて、食べ合わせで印象が変わるのも日本酒の醍醐味でしょう。

■用意した材料

<A>
・豚モツ 250g
・水 400ml
・ネギの青い部分
・生姜 薄切り5枚
・卵 2個

<B>
・人参 半分
・大根 1/3
・こんにゃく 1/3
・おろしにんにく 小さじ1/2
・おろし生姜 小さじ1/2
・赤味噌 大さじ2杯
・白味噌 大さじ1杯
・料理酒 大さじ1杯
・醤油 大さじ1杯
・みりん 大さじ2杯
・顆粒かつお出汁 5g

 

■下茹でのついでに前菜も作れます!

まず、モツの臭みを取るために下茹でします。ちょっと面倒臭いですがこの工程が大事。最終的に仕上がりに大きく影響してきます。余計な油も落とせるので身体のためにも大事です。

▲付付属のレシピ「牛すじ煮込み」を参考に下茹で。モツの臭みを取ります

▲<A>の食材を入れて下茹で。牛すじより短く7分に設定。沸騰してからの時間設定なので実際は7分よりかかります。

▲下茹でしたモツはザルに開けて水で軽く滑りをとります。この時ゆで卵は別にして冷水につけておく

実はこのタイミングで「蒸しトレイ」を使ってつまみも作ってました。下茹での食材の上に蒸しトレイを使い、ついでに食材を蒸すだけ。この家電の魅力は煮ると蒸すが同時に出来るところにもあります。本煮込みを待ってる間はむしろ暇なので先に前菜を作っておくと時間をあっという間に過ごせるのでオススメです。

▲下茹でのついでに付属の「蒸しトレイ」を使って前菜を。冷凍食品の枝豆と鶏胸肉は蒸し鶏に

▲蒸し鶏がいい感じすぎてめっちゃうまそう。箸で持っただけで弾力とジューシさが伝わってきます

■本煮込みを待つ間は蒸し鶏と枝豆とハイボール

本煮込みの前に内釜についた油も軽く洗っておくと、より臭みの少ない出来上がりになります。下茹でしたモツはネギも生姜も全部を内釜に戻します。残りの<B>の食材たちを投入。ここで忘れちゃいけないのは「混ぜ技ユニット」の設置。これをしておくと自動でかき混ぜてくれるので、途中で中を覗く必要がなくなります。

▲下茹でした<A>の食材と<B>の食材を全て投入

▲「混ぜ技ユニット」の設置を忘れずに。蒸しトレイとの併用はNGなのでここも要注意

▲液晶パネルから「豚バラ大根」のレシピを選んでスタート。あとは待つだけ

本煮込みのセットが完了したらお待ちかねの前菜。枝豆と蒸し鶏にはゴマだれと柚子胡椒それにハイボールで晩酌開始。蒸し鶏が柔らかくてジューシーでめっちゃうまい! ゴマだれの甘じょっぱさと柚子胡椒の辛さでハイボールが進む進む。

枝豆は7分だとちょっと柔らかすぎたので、硬いの好きな人は途中で抜いても。ちょっとスマホ触りながら、気ままに洗い物をしていたらあっという間に「できましたよ」の合図が...。

 

■ついに完成!柔らかくて嫌な臭みもなくて自分好みの味

蓋を開けてみるとしっかりと煮込まれた色をした食材たちが。はやる気持ちを抑えて日本酒をついで、薬味を揃えてモツ煮を盛り付け準備万端に。ここで、ゆで卵を投入してお代わりまで少し染み込ませます。

味が濃かったりしたら水を足して少し延長。延長はそのままできちゃうので簡単です。薄い場合は煮詰めるというメニューに戻って再調理しましょう。

▲ネギの白い部分を入れる人が多いですが、個人的には見栄え重視で小ねぎと七味唐辛子

▲辛口の日本酒と相性が抜群

ものすごく柔らかくちょっと歯ごたえもあっていい感じ。人参や大根、こんにゃくは2日目みたいな味の染み込み方。鷹の爪の絡みもあって、ちょっとピリ辛な赤味噌ベースのモツ煮はさっぱりした日本酒と最高に相性がいいんです。ラベルの裏を見ると、“ぬる燗”もおすすめみたいなんで、今度試してみたいですね。

▲気ままに動画を見れちゃうのも宅飲みの魅力

▲ゆで卵を追加して、日本酒もモツ煮もお代わり。再加熱しなくてもあったかくて美味しい

 

■“シメ”の一品はモツカレー

余った具材に水を少しとカレーのルーを入れるだけ。あとは10分ほど延長ボタンを。そうすれば無水調理のまま自動で混ざるので、カレーでも焦げ付きません。赤味噌のコクもあって、かなりうまい和テイストのモツカレー。蕎麦屋さんで出てくるようなカレーライスでシメ。もう、お腹いっぱいで満足すぎるフルコースです。

*  *  *

赤提灯のモツ煮が食べたいという思いでホットクックに挑戦してみたら、前菜からシメまで楽しめました。しかも全て自分好みの味という最高な時間。他にもたくさんのメニューが載っていたので、これを機に魚の煮物など普段は手を出しずらいものも挑戦してみたいですね。

>> シャープ「ヘルシオ ホットクック KN-HW10E」

>> 【宅飲み家電】

 

取材・文/宇田川雄一

宇田川雄一|スタイリスト。大学卒業後、2008年アシスタントを経てフリーになる。モノ誌やWEB媒体を中心に広告、PVなど幅広く活動。メンズのビジネススタイルが得意で、雑貨、インテリアなどライフスタイル全般にわたってスタイリングをしてきた経験を生かした執筆も行う。


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