みんなのタクシー株式会社が、株式会社TableCheckとの業務提携に合意。フードデリバリーサービスの領域における連携を進めていく。
まずは今回の提携の一環として、都内飲食店のフードデリバリーサービスを一部のタクシー車両で開始。対象の飲食店は、株式会社TableCheckが提供する予約顧客管理システム「TableSolution」を導入済みの店舗となっている。
国交省による特例措置が背景に
新型コロナウイルスの流行に伴う外出自粛の要請により、公共交通であるタクシー事業者の売上は大幅に減少。一方、自宅で過ごす人々の増加によって、飲食店におけるテイクアウトやフードデリバリーの需要は高まっているようだ。
先月下旬には、国土交通省が道路運送法に基づく特例措置として、タクシー事業者による有償貨物運送の特例の通達を出している。これにより、緊急事態宣言期間に調整期間を加えた期間に限って、タクシー事業者は有償で飲食物のデリバリーができるようになった。
サービスの概要
今回のフードデリバリーサービスは本日開始され、前述の特例措置期間が終了するまで継続予定。東京都港区(お台場エリア以外)の飲食店が対象で、株式会社TableCheckによる予約顧客管理システム「TableSolution」を導入済みであることが条件。
配送地域は、東京都港区や中央区をはじめとした都内主要エリアとなっており、こちらは順次拡大予定とのこと。まずは大和自動車交通株式会社のタクシー車両によってサービスが提供され、株式会社グリーンキャブや国際自動車株式会社など、複数社のタクシーにも対応していく。
なお、注文時にタクシーを指定しての配達は不可能で、利用者は対象の飲食店へ直接申し込みを行う形となっている。
(文・早川あさひ)
- Original:https://techable.jp/archives/124409
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:早川あさひ
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