中国Alibabaは現地時間5月20日、同社のスマートスピーカー「Tmall Genie」に関連する人工知能(AI)およびモノのインターネット(IoT)技術に100億元(約1,500億円)を投じると発表しました。
今回の発表は、Alibabaがオンラインショッピングだけでなく、それを取り巻く新技術へも力を入れていくことを意味しています。
2017年以来着実に新モデルを発表
Alibabaによると100億元の投資は、Tmall Genie向けのコンテンツ開発および独自技術の開発に充てられるとのことです。
同社は初代Tmall Genieを2017年に発売、以来薄型モデルやディスプレイ搭載モデルなど複数のスマートスピーカーを発売しています。現地時間20日に発表された10インチディスプレイ搭載の最新モデルは、549元(約8,300円)で販売されます。
Amazon、Googleに迫る中国スマートスピーカー企業
中国ではAmazonやGoogleのスマートスピーカーは販売されていないため、Baidu、Alibaba、Xiaomiの3強が市場を分け合っています。調査会社Canalysの調査データによれば、2019年第2四半期における中国スマートスピーカーの市場シェアは、Baiduが39.5%、Alibabaが36.0%、Xiaomiが24.6%でした。
またこれら中国企業が世界スマートスピーカー市場に占めるシェアも拡大しています。
調査会社Statistaの調査によれば、2019年第4四半期(10月〜12月)の世界スマートスピーカー市場シェアは、1位Amazon(28.3%)、2位Google(24.9%)と、調査開始時から順位こそ変わらないものの、3位Baidu(10.6%)、4位Alibaba(9.8%)が、Xiaomi(8.4%)がじりじりと追い上げています。一方AppleのHomePodは、2018年第1四半期の5.7%から、ほとんどシェアが変動していません。
Source:Reuters,Statista,Voicebot.ai
(lunatic)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-290214/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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