キャンプでは、サンダルが一足あると便利。
ただ、キャンプにちょうどいいサンダルって意外と少ないものです。踵までしっかりホールドしてくれるタイプだと脱ぎ履きが面倒くさい。かといってビーサンやシャワーサンダルだと脱げやすいし、薄いため石や枝の落ちているキャンプ場では心許ない…。フィットやホールド感を求めると面倒で、手軽さを求めると安心感が得られないと歯がゆかったりします。
そこで、本格的だけど、夜テントからトイレに行く時だってスポッとラクに履ける、キャンプシーンにぴったりなスリッポン(スライド)タイプのアウトドアサンダルを紹介します。
1. おしゃれ度高めなスポサン型
シャカ
「チルアウト」(9130円)
今では定番のスポサンを牽引するブランドとして人気のSHAKA(シャカ)。1990年代、トレンドでもあったウェビングテープを使用したスポーツサンダルとして一躍ブームを巻き起こしながらも、その後惜しまれつつも消滅。そんな南アフリカのサンダルブランドが近年復刻しました。
90年代当時のソールをもとに軽量化されたソールはクッション性、耐久性がありながら、洗練されたデザインは街履きはもちろんアウトドアシーンでもマッチ。隙間から見えるソックスを合わせる楽しさもあります。
バタフライ形状のアッパーはウェットスーツでも使われている伸縮性に優れたネオプレン素材を採用。90年代感のあるウェビングテープは、デザイン性だけでなくフィット感の上でも重要で、スライドタイプながらフィット感も抜群のサンダルです。水陸両用で使えるため川遊びなどでも履きたくなる一足です。
>> シャカ
2. トレシューの魅力が詰まった硬派な一足
キーン
「ターギー スリー スライド 」(1万3200円)
2020年で15周年を迎えるKEEN(キーン)のロングセラートレッキングシューズ「ターギー コレクション」。その新作にオープントゥスライドタイプの脱ぎ履きしやすいサンダルが登場。トレッキングシューズのアウトソールパターンはそのままにサンダルの通気性がブレンドされた一足です。
アッパーにはシリコン液を浸透させた特殊加工の防水プレミアムレザーが使われているため、厳しい自然環境の中でも耐久性を発揮。ソックスも合わせやすく、街からキャンプシーンまで活躍する幅広い使い勝手の良さも魅力です。
大地をがっちりグリップするKEENオールテレインラバーアウトソールは耐摩耗性とグリップ性に優れながら踏み跡を残さないノンマーキング仕様。軽量で劣化しにくく、歩行時の衝撃を緩和するミッドソールが優れたクッション性を実現しています。険しい山道を歩行するトレッキングシューズのスペックが踏襲された一足です。
>> キーン
3. 雲の上を歩くような感覚!
サロモン
「RX SLIDE 4.0」(6600円)税込価格
トレランシューズが人気のSALOMON(サロモン)が手掛けるリカバリーシューズ。激しい運動後に履くために作られただけに、疲れを忘れさせてくれる雲の上を歩くような感覚は別格。
その履き心地はミッドソールと伸縮性、通気性に優れたメッシュアッパーによるもの。肌触りの良いシームレス素材でこすれや摩擦がないため、ソックスを履いていても素足でも問題なし。日常でもこのサンダルを履いていたくなるほどの履き心地です。
足を踏み出すたびに感じる適度な反発力はリラックスタイムに最適。アウトソールは泥道やぬかるみなど悪条件でもグリップ力を発揮してくれるため、あらゆる地面でも滑りにくい設計がされています。蒸れにくいので梅雨時や夏の日中でも快適に過ごせます。
>> サロモン
4. 携帯性だけじゃなくフィット感もハンパない
モンベル
「ソックオンサンダル」(3080円)
モンベルの名作ともいえるのが「ソックオンサンダル」。独自構造の鼻緒が足の甲をしっかりとホールドするため、歩行時にもかかとが浮き上がりにくくなっています。また薄さからくる携帯性と軽量さはもちろん、その開放的な履き心地も魅力です。
甲に直接当たる鼻緒には肌当たりがやさしい素材を使用するなど、これだけの機能性を持ちながら3080円というコスパの高さはモンベルならでは。もはや定番と言えるほど長く人気を得ている点からも、ファンの満足度の高さがわかります。また独自のS字構造の鼻緒はソックスを履いたままでも着用できるため機内スリッパや職場のサンダルとしてもおすすめで、アウトドア以外での汎用性の高さもこのサンダルの特徴です。
荷物の多くなるキャンプシーンにおいては、邪魔にならないという最高のスペックを備えています。
>> モンベル
5. 分厚いフットベッドで快適な履き心地
チャコ
「メンズ テグ」(9350円)
CHACO(チャコ) の「テグ」は過去の人気モデルを復刻したモデルになります。独自の可動式ウェビングシステムはそのままに、親指部分のループが付いたつっかけタイプ。鼻緒が付いているためソックスを履いたまますっぽりとはいきませんが、ビーサンとは全く別物のフィット感がポイントです。
ソールとテープの質感はデニムやアウトドアパンツのラフなスタイルでも上品さを失わない存在感があります。適度な硬さがあるソールは石や枝などが落ちているキャンプ場でも気にせず歩ける安心感があります。
アーチの盛り上がりが特徴のフッドベッドはチャコの魅力の1つで、スッと姿勢を正してくれるような履き心地。アウトソールにはトラクション性、グリップ性といった優れた性能を持つCHACOオリジナルの“CHACOGRIP”が採用されています。抗菌防臭処理加工されたフットベットは夏場にはありがたい特性です。
>> チャコ
※グラミチのパンツ/1万780円、ナイロンスリーブT/9680円(インス TEL:0120-900-736)
取材・文/宇田川雄一 写真/田口陽介
宇田川雄一|スタイリスト。大学卒業後、2008年アシスタントを経てフリーになる。モノ誌やWEB媒体を中心に広告、PVなど幅広く活動。メンズのビジネススタイルを得意とし、雑貨、インテリアなどライフスタイル全般にわたってスタイリングをしてきた経験を生かした執筆も行う。
- Original:https://www.goodspress.jp/features/296808/
- Source:&GP
- Author:&GP
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