Appleは、iOS14の「探す」アプリが、Apple以外のサードパーティ製デバイスに対応すると発表しました。Tileなどの紛失防止タグが対応可能になるとみられます。
これまで「探す」ことができたのはApple製品のみ
「探す」アプリは、iOS13で「iPhoneを探す」と「友達を探す」が統合されて誕生したアプリで、ユーザーのプライバシーを保護しながらオフラインのデバイスも見つけられるのが特徴ですが、同アプリで探すことができるデバイスはiPhone、Mac、AirPodsなどのApple製品に限られていました。
Appleは、iOS14の「探す」アプリでは、サードパーティ製のデバイスやアクセサリに対応すると発表しています。
ユーザーのプライバシーに配慮し、「オフライン状態のデバイスを探す」機能はエンドツーエンドで暗号化される、とAppleは説明しています。
Appleは現地時間6月22日から、アクセサリおよびデバイスのメーカー向けにドラフト版の仕様書を提供しています。
「AirTags」との関係は?
Appleは、iPhone11シリーズに搭載された、超広帯域無線通信(UWB)を使用するU1チップにより誤差数十センチの精度を実現した紛失防止タグ「AirTags」を開発中と噂されています。
しかし、Appleは「探す」アプリのU1チップ利用有無については言及しておらず、「AirTags」についての発表もありませんでした。
米メディアMacRumorsは、Appleがサードーパーティ製品よりも「AirTags」が有利に扱われている、との批判を避けるために様子を見ているのではないか、とコメントしています。
なお、紛失防止タグ「Tile」を販売するTileは、AppleがiOS13の制限によって自社製品を不当に扱っている、として2020年1月には米議会に、5月には欧州議会に申し立てを行なっています。
Source:Apple, MacRumors
(hato)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-297747/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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