北米などでは長い夏休みの間に子供たちはサマーキャンプという夏季プログラムに参加するのが一般的だ。キャンプといってもテントを張って宿泊体験するものではなく、通いの日中アクティビティを指す。
ただし今年は新型コロナウイルスの影響で中止となっているプログラムも多い。そこでYouTubeは、バーチャルのフィールドトリップなどを体験できるプログラムを提供する。
幼児から10代まで
YouTubeによると、ここ数週間Googleでは「バーチャルサマーキャンプ」の検索がかなり多かったという。つまり、夏休みに家にいる子供の過ごし方で頭を悩ませている保護者が多いことを物語っている。
そうしたニーズを汲んでYouTubeは子供を対象とした、家庭にいながらしてバーチャルのキャンプ体験ができるプログラム「Camp YouTube」を展開する。
Camp YouTubeの対象は幼児からティーンエイジャーまでで、「STEM」「アート」「スポーツ」「アドベンチャー」の4つのテーマで計1200時間超のビデオが用意されている。
プログラミングも
たとえば、クリエイティブさを追求するアートでは、ティーンエイジャー向けにアートの歴史やダンス、音楽などのプログラムが用意されている。作曲や描画なども学べる。
また、STEMではナショナル・ジオグラフィックで宇宙の爆発を勉強したり、コンピュータープログラミングを学んだりできる。幼児向けの楽しみながらコーディングに挑戦できるプログラムもある。
そのほか、絶滅の危機にある南アフリカのペンギンの観察や、スペースシャトル「ディスカバリー」の内部をバーチャルで体験できる”フィールドトリップ“も用意されている。
家で子供の面倒をみることを余儀なくされている家庭は少なくなく、どうしてもインターネット頼りになってしまう。ただ、少しでも教育的な内容を伴うコンテンツで時間を過ごしてほしいという願望はおそらく世界共通だろう。
そんな親の思いを汲んだYouTubeのバーチャルサマーキャンプの提供はすでに始まっていて、7月5日まで利用できる。
- Original:https://techable.jp/archives/129006
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:mizoguchi
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