音声解析AI電話「MiiTel」(以下、ミーテル)を手がける株式会社RevComm(以下、レブコム)が、国立大学法人筑波大学のシステム情報工学研究群マルチメディア研究室とタッグを組んだ。音声認識技術や話し方のスコアリング技術に関して、今年5月1日に共同研究を開始していたことが明らかになっている。
AIが通話内容を可視化するサービス
ミーテルは、電話営業やコールセンター業務における通話内容を分析し、会話の質を評価するサービスだ。採点にはAIが用いられ、細やかなフィードバックを実施。これにより、商談獲得率や成約率の向上に貢献する。2018年10月のサービスリリース後、累計導入社数は300社以上となり、約8,000のユーザー数を誇っている。
開発元のレブコムは、「コミュニケーションを再発明し、人が人を想う社会を創る」をミッションとして掲げる。今年はGoogle for Startups Acceleratorに選出されており、注目度の高いスタートアップといえそうだ。
親和性の高い研究を行う筑波大学と協働
今回は、そのレブコムが筑波大学のマルチメディア研究室と協働。同研究室の主な研究分野は音響信号処理と音声情報処理で、音声認識システムのユーザビリティ向上などに関する研究を行っている。
両者の研究課題は親和性が高いという判断にもとづき、今回の共同研究が決定した。研究はすでに始まっており、ミーテルを発展させる上で必要となる要素技術を開発していく。音声コミュニケーションを進化させるための取り組みとして、今後の展開に注目したい。
(文・早川あさひ)
- Original:https://techable.jp/archives/130424
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:早川あさひ
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