Intelの7nmプロセスでの製造開始は2022年後半~2023年までずれ込む?

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Intelが開催した2020年第2四半期(4月~6月)の決算説明会で、2021年後半に10nmプロセスで製造したデスクトップ向けプロセッサであるコードネーム「Alder Lake」を発売予定であること、7nmプロセスで製造するプロセッサの歩留まりが改善する見通しは2023年までずれ込むことを報告しました。

第12世代Intel Coreプロセッサ

Intelは、Alder Lakeプロセッサが同社の新しい10nmプロセスで製造される最初のデスクトップ向けプロセッサであること、その発売は2021年後半を予定していることを決算説明会で発表したようです。
 
Alder Lakeプロセッサは、2020年末から2021年前半にかけて発売されると噂の第11世代Intel Coreプロセッサ、「Rocket Lake」の後継プロセッサだとWccftechは説明しています。

7nmプロセスの立ち上がりにも不安が

Intelが決算説明会で発表した内容によれば、10nmプロセスだけではなくそれを微細化する7nmプロセスの立ち上がりも遅延すると予想されており、7nmプロセスでの製造開始は当初予定から6カ月遅れ、良好な歩留まりを実現するまでにはそれから更に1年間かかる見通しのようです。
 
iPhone11に搭載されるA13は、台湾TSMCの7nmプロセスで製造されています。TSMCは既に、5nmプロセスでの製造を行っており2021年後半には3nmプロセスでの製造開始を、2024年には2nmプロセスへの移行を予定していると噂されています。
 
 
Source:Wccftech
(FT729)


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