韓国内での新型コロナ感染再蔓延を受けサムスンがリモートワークの準備を進める

サムスンは一部の従業員を対象に、リモートワークのトライアルを始めると報じられている。これは3月以来最大の、新型コロナウィルスの感染拡大を受けてのことだ。同社の代表者の1人によると、このパイロットプログラムはサムスンの携帯電話および家電部門の一部の従業員を対象に行われる予定(ロイター記事)で、トライアルの評価後にさらに広範に実施される可能性があるとのこと。

韓国内で確認された新型コロナウィルス感染者数は、4月に一度安定した後、この数週間のうちに再び上昇を始めている。ジョンホプキンス大学のデータによれば、8月27日の時点で過去1か月で4503件の新規症例と13件の死亡が記録され、韓国内で確認された症例の総数は1万8706件、死亡は313件となった。

これまで韓国政府は、広範囲にわたる検査、接触者追跡、および移動制限命令を通じて、病気の蔓延をほぼ阻止することに成功(ウォール・ストリート・ジャーナル記事)していた。

しかし、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が「新型コロナウイルスが我が国に入って以来最大の危機」と表現した最近の流行は、韓国が新型コロナウイルスに向けての緊急対応システムを再稼働させる(ウォール・ストリート・ジャーナル記事)ことを意味する。つまり、すべての集会を10人までに制限する、より厳格な物理的距離確保命令の再発令だ。

6月に、サムスンの韓国内研究センターの1つが閉鎖され、そしてある従業員の子供が新型コロナウイルスの検査で陽性となったことを受け、1200人の従業員が自宅で仕事をするように命じられた(Business Korea記事)。4月に同社は、世界中の従業員のために地域対応チームを設置したことと、「可能な限り在宅で働くよう従業員に強く助言した」ことを発表した(サムスンプレスリリース)。

TechCrunchはサムスンに対してコメントを求めている最中だ。

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(翻訳:sako)


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