ルイジアナ州立大、スポーツ選手をコロナから守る空気循環式ヘルメットを開発!

密着や荒い呼気が発生するスポーツでは、新型コロナの集団感染が懸念される。こうしたなか、ルイジアナ州立大学の研究チームが、スポーツ選手の安全を守るべく空気循環式ヘルメットを開発した。

同ヘルメットはモジュラー式の空気循環器ユニットを備えている。まずはルイジアナ州立大学のアメフト選手を通じてテストされることになっているが、ほかのスポーツでも利用可能とのこと。

くもり防止や冷却効果で試合を快適に

スポーツ選手が新型コロナの感染を防ぐためには、フェイスシールドや密閉式の防護具が必要になる。ただ、こうしたものを着用するとフェイスシールドがくもって試合に支障をきたしたり、熱がこもって選手が熱中症を発症したりのするリスクが生じる。

空気循環型ヘルメットではこうした課題に対処する。ヘルメットの中の空機を循環させて、新型コロナの感染を予防するだけでなく、くもり防止や冷却効果があり、選手は快適に過ごせるという。

ヘルメットには小さなバッテリー駆動式のファンが取り付けられ、エアチューブがヘルメットの中に伸びる。空気はフェイスシールドに向けて送られ、その角度は選手の目に当たらないように調整可能だ。また、吸気口にはN95フィルター材料を追加できるようになっている。

最長8時間の連続使用可

小型バッテリーは最長8時間もつため、選手は試合や練習を通してヘルメットを着用しておくことができる。

空気循環器ユニットはモジュール式なので、フットボール用ヘルメットだけでなく、多くの市販ヘルメットで利用可能。研究チームは冷却/空気循環技術の特許を申請中だ。

また、空気循環器ユニットの商用展開も検討しているようで、この先、選手の安全確保に欠かせないアイテムになるかもしれない。

参照元:All About the Fans: New Helmet Tech Developed with LSU Tigers to Help Protect Players from Coronavirus/ LSU


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