福岡市のデザイン&システム開発会社である合同会社VALLISは、入力したテキストを音声コンテンツに自動変換できるテキストプレイヤーサービス「nine」をリリース。
このたびは、今後予定しているアプリのリリースに先駆けたweb版でのリリースとなる。
耳から効率的にインプット
同サービスの最大の特徴は、収録なしで音声コンテンツを作成できるということだ。テキストコンテンツをアップロードするだけで自動で音声コンテンツに変換可能。企業や個人の音声配信を簡単に実現できるサービスといえるだろう。
リスナーにとっては、運転中や家事などで手は話せないが耳が空いているというときに活用しやすいサービスではないだろうか。ちなみに、音声再生中にテキストを表示することも可能。
また、生成した音声コンテンツにはURLが発行されるため、SNSなどで簡単にシェアできるのも便利そうだ。なお、同サービスには、同社開発のテキストを音声に変換するAPI(TextToSpeech API)を使用しているとのこと。
アプリ版ではさらに機能拡充
アプリ版ではさらに機能を充実させるという。例えば、お気に入りの音声コンテンツのプレイリスト作成や、倍速再生、バックグラウンド再生など音声コンテンツの楽しみ方の幅を広げる機能が実装される見込みだ。くわえて、タイムラインやフォロー機能・読み上げ機能の向上といったアップデートもおこなっていくとのこと。
同社は、2019年8月にツリー状に書くマークダウンドキュメントサービス「Tree」をリリースしている。直感的に使えるエディタや生成したドキュメントをブランチ別に閲覧できる機能などを備え、マインドマップやビジネス戦略プランニング、情報の分解・分析・整理などに便利なサービスとして提供中。
「Tree」は、デジタルプロダクト投稿サイト「Product Hunt」にて、デイリーランキング2位(2019年8月26日時点)を獲得した実績があるようだ。
耳からのインプットに特化したこのたびの「nine」と、思考や文章の深堀りによりアウトプットの質を高める「Tree」、まったく違うタイプのサービス展開をみせる同社の今後に注目したい。
- Original:https://techable.jp/archives/137235
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:樋口
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