アーバンエアモビリティのパイオニアであるドイツの航空スタートアップVolocopterが、世界に先駆けて空飛ぶタクシーの乗車体験ができるチケットの予約販売を開始した。
約15分間の乗車が体験できるというもので、チケット価格は300ユーロ(約3万7000円)。30ユーロ(約3700円)のデポジットでオンライン予約できる。
数年以内に商業化
チケットの予約販売は、空飛ぶタクシーサービスを数年以内に提供できる見通しが立ったことを受けてのものだ。まだ当局からの認可は下りておらず、いつどこで開始するのかといった情報も明らかになっていないものの、同社は「商業サービス開始に向けて詳細かつ現実的なタイムラインがある」としている。
こうした“自信”を支えるのが、同社がすでにドイツやフィンランド、シンガポールで実施したテストフライトだ。自社開発した18ローター電動垂直離着陸機(eVTOL)のVoloCityを用いて自動操縦のフライトを成功させた。並行して、空飛ぶタクシーサービス用のステーション設置にも取り組んでいる。
フライト中のビデオも提供
今回売り出したチケットでは、商業サービス立ち上げから12カ月以内の乗車提供を約束している。飛行時間は15分と短いが、自動操縦で離発着・遊覧するというSF的な体験を味わえるとうたう。
チケット代金にはフライト中の様子を撮影したビデオ、そしてパーソナライズされた“乗車証明書”も含まれる。予約は1000件限定となっていて、こちらの予約プラットフォームから申し込みできる。
受付は期間限定のため、興味のある人は早めにチェックした方が良さそうだ。
(文・Mizoguchi)
- Original:https://techable.jp/archives/137752
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:mizoguchi
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