株式会社RABOは、猫の健康管理を増進するIoTプロダクト「Catlog(キャットログ)」を展開中。2018年にMakuakeにて先行予約販売、2019年9月に一般販売を開始したプロダクト第1弾の首輪型デバイス「Catlog」は、ローンチ後約4ヶ月の出荷予定数を1.5週間で達成するなど大ヒットとなった。
このたび同プロダクト第2弾として、既存の猫用トイレの下に置くだけで、体重と尿量、排泄回数を自動で記録し専用アプリで管理できる「Catlog Board」を開発。前回に続きMakuakeにてプロジェクトと開始した。なお、開始4分で目標金額を達成している。
ちなみに、Techable(テッカブル)では、同社代表取締役社長の伊豫愉芸子氏にインタビューを行い、プロダクトにこめる想いや目標などを伺っているので、そちらもあわせて読んでみてほしい。
体重・排尿の自動記録
「Catlog Board」は、これまで使っていたトイレの下に置いて使用するため、トイレが変わると戸惑う猫でも安心。
また、厚さ約3cmと薄型で、従来のトイレの高さはほとんど変わらないため、小型の猫や高齢の猫にとって負担となることもないようだ。本体はコードレスで電池式、乾電池や充電池で約3ヶ月使えるとのこと。
同製品は、猫の体重と排泄の量・回数を自動で計測し、自宅の無線LAN経由でスマホアプリに表示することができる。計測値はアプリ内に記録され続けるため、子猫の成長記録や太りすぎ・痩せすぎなど体系管理にも役立ちそう。
また、猫は泌尿器の病気にかかりやすく、「多尿」「頻尿」などの排尿の異常に気づくことは重要なこと。排尿の量や回数を計測し、過去の数値と比較できる同製品を使用することで、飼い主が異常に気づきやすくなるかもしれない。
ただし、同製品による測定は獣医学的な診断ではないため、あくまで参考として活用してほしいとのこと。
ほかのデバイスとも併用可能
「Catlog」の製品は多頭飼いに対応しているのも特徴。首輪型デバイス「Catlog Pendant」をつけることで、高精度な個体識別が可能となる。
もちろん「Catlog Board」でも「Catlog Pendant」による個体識別は可能だが、「Catlog Pendant」をつけなくても体重や頻度などのデータからAIが個体を推定して個体別の記録を作成できるとのこと。
また同製品は、先述の第1弾プロダクト「Catlog」と併用することで、留守中の猫の行動(食事・歩行・寝る・毛づくろいなど)と体重・排尿管理がアプリひとつで完結できるのもポイントだ。
両デバイスの併用により、留守中の「飲水行動」から正常な排尿の量・回数を予測でき、排尿の異常を早期発見できるかもしれない。
なお、アプリ内のデータは家族での共有はもちろん、獣医との共有も可能。
「Catlog Board」は現在Makuakeにて4,900円(税込)でひとつ入手できる。発送予定は2021年7月末頃とのこと。
- Original:https://techable.jp/archives/138948
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:樋口
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