このメルセデスなら手が届く? ラストマイル用折りたたみ電動キックスクーターを発表

メルセデスベンツといえば、言わずと知れたドイツの高級車ブランド。「スリーポインテッド・スター」というベンツマークに憧れる人は少なくないだろう。しかし、なんと言っても高級車であり、簡単には手は出せない。

だがこのほど発表された新製品なら手が届くかもしれない。軽量かつ折りたたみ可能な電動キックスクーターだ。

EQランナップの1つとして

新電動キックスクーターはスイスのマイクロモビリティ企業Micro Mobility Systems AGとのコラボによるもので、ラストマイル向けの乗り物となる。メルセデスベンツは電動車両のEQラインナップを展開しているが、今回発表した電動キックスクーターはそこに加わる。

スペックはというと250Wのモーターを搭載し(ピーク出力は500W)、280Whのバッテリーをフル充電すれば25キロ走行できる。ハンドルバーのスロットでスピードは調整可能となっていて、最高速度は時速20キロだ。

重さ13.5キロ

このスクーターの特徴の1つが折りたたみ可能なこと。これにより車のトランクに収納したり、電車やバスなどの公共交通機関に持ち込んだりして目的地までのラストマイルに活用できる。重さは13.5キロと十分持ち運び可能だ。

その他、乗り心地に配慮してフルサスペンションを搭載し、フロントと後方の両方に安全確保に役立つライトを備えている。ハンドルバーに設置されたディスプレイにはスピードやバッテリー残量、走行モードが表示される。

そして何よりも目をひくのがハンドルバーのポールにあるスリーポインテッド・スター。ベンツブランドのものであることをはっきりと周囲にアピールできる。

発売時期や価格についてはまだ明らかにされていないが、メルセデスブランドであるからにはそう安くはないことが予想される。それでも車に比べると格段に入手しやすい価格設定なのは間違いない。

一昔前はキックスクーターというと子供の乗り物というイメージが強かったが、メルセデスベンツの新製品はスタイリッシュかつエコに移動したい、満員電車を避けたいといった大人のニーズに応えるものなりそうだ。

Daimler


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