品川区は、窓口案内を行うAI案内ロボット、「ロボコット(AIコミュニケーションシリーズ)」2台、区総合庁舎に試験導入したことを発表した。
テーマに沿った技術を募集
品川区では、区内企業の優れた製品・技術・サービスのうち、区民生活の向上に寄与するなどのテーマに該当したものを「社会貢献製品」として認定し、マッチングや区への積極的な導入等を実施。今年度は、新型コロナウイルス感染症対策に特化したテーマで募集を行い「ロボコット」も「社会貢献製品」として認定された。
タケロボ株式会社によって開発された「ロボコット」は、高い音声認識と回答精度を備え、AIの登録、成長、管理が簡単にできることが特徴。すでに大型商業施設で活用がすすめられているが、自治体としては、23区で初の導入となる。
感染症対策にも効果
「ロボコット」は、本庁舎、第二庁舎の3階正面入り口付近にそれぞれ設置。マイクを使って質問すると、該当部署を音声案内する他、フロアマップを画面表示し、目的地をわかりやすく伝えてくれる仕組みだ。
英語・中国語・韓国語にも対応しており、非対面方式の案内により新型コロナウイルス感染症拡大防止の効果にも期待が集まっている。
他にも品川区以外だと、神奈川県横須賀市も市役所内にAIロボット「AYUDA」を用いた実証実験を9月に実施。「AYUDA」は身長160cmの自律移動型のコミュニケーションロボットで、人と同じ目線でサービス提供が可能な点が特徴だ。また、静岡県藤枝市は、コミュニケーション・ロボット「PaPeRo i(パペロアイ)」を高齢者の見守りとサポートに活用するサービスの提供を開始するなど、自治体がロボットを導入するケースは今後もますます増加していくことが予想される。
- Original:https://techable.jp/archives/139518
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:kawaguchiasuka
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