四世代にわたる在日コリアン一家の苦闘を描いて全世界で共感を呼んだ大作「パチンコ」が、Apple TV+のオリジナルコンテンツ「Pachinko」として映像化されます。米メディアDeadlineは、決定された「Pachinko」の出演キャストを伝えています。
韓国系アメリカ人作家の渾身の大作
全米図書賞、最終候補作となったミン・ジン・リーの「パチンコ」は、日本に併合された朝鮮半島、釜山沖の影島が舞台となっています。
7月30日に文藝春秋により刊行された日本版のあらすじは、以下のとおりです。
下宿屋を営む夫婦の娘として生まれたキム・ソンジャが出会ったのは、日本との貿易を生業とするハンスという男だった。見知らぬ都会の匂いのするハンスと恋に落ち、やがて身ごもったソンジャは、ハンスには日本に妻子がいいることを知らされる。許されぬ妊娠を恥じ、苦悩するソンジャに手を差し伸べたのは若き牧師イサク。彼はソンジャの子を自分の子として育てると誓い、ソンジャとともに兄が住む大阪の鶴橋に渡ることになった……
1910年の朝鮮半島で幕を開け、大阪へ、そして横浜へ――。小説というものの圧倒的な力をあらためて悟らせてくれる壮大な物語。構想から30年、世界中の読者を感動させ、アメリカ最大の文学賞・全米図書賞の最終候補作となった韓国系アメリカ人作家の渾身の大作。
制作は10月26日からスタート
「Pachinko」の出演キャストは、次のとおりです。
イ・ミンホ(花より男子〜Boys Over Flowers、相続者たち):日本の裏社会で大きな存在感をもつハンス。
ジン・ハ(Devs、LOVE LIFE):自身の家族の過去について語ることを強要される、野心的で魅力的な若者ソロモン。
澤井杏奈(ワイルド・スピード/ジェットブレイク、ニンジャ・アサシン):男性優位の金融業界で働くキャリアウーマンのナオミ。
キム・ミンハ:下宿屋を営む夫婦の娘として生まれたソンジャ。日本に妻子がいるハンスの子を身ごもった彼女は、若き牧師イサクに助けられ、大阪の鶴橋に渡る。
新井総司:自身の息子の将来を心配する、渾身的な父親で、ビジネスマンとして成功しているモサズ。
南果歩(エンジェル・ダスト、家族X):疎遠となった娘との再会を願う、活気と独立心に満ちた女性エツコ。
「Pachinko」の制作は、10月26日から開始されると報じられています。
Source:Deadline via AppleInsider, 文藝春秋 [1], [2]
Photo:Princeton Public Library/Flickr
(lexi)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-323799/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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