Appleが現地時間2020年12月15日、米国特許商標庁(USPTO)にて、Apple Watchに、ディスプレイ下カメラとフラッシュを搭載することに繋がり得る特許を取得しました。
写真撮影時にのみディスプレイが透明になりカメラが露出
今回取得した特許は、「2段階のディスプレイを備えた電子機器」というもので、画像や動画を表示するための下層のディスプレイ、テキストなど変化の少ないものを表示する上層のディスプレイの2層からなるとの内容が記載されています。それぞれのディスプレイは、透明モードおよび遮光モードを備えるようです。
カメラやフラッシュユニットは下層のディスプレイ下に配置され、両方のディスプレイを一時的に透明モードにすることで、カメラユニットは外光を捉えることが出来るようになり、写真撮影が可能になるようです。
ディスプレイ下埋込み型カメラと異なる仕組み
Androidスマートフォンでは、複数の機種でディスプレイ下埋込み型カメラの搭載が噂されている他、実製品も発表されていますが、それらはディスプレイの微細な隙間を通じてカメラに外光を導くというものです。
今回Appleが取得した特許は、写真撮影時だけApple Watchのディスプレイが透明になりカメラユニットが露出するという点で、仕組みが異なるものです。既に透明有機EL(OLED)ディスプレイが実用化されていますので、そうした技術を用いるとも予想されます。
Appleは日々、多数の特許を申請・取得しているため、それが反映された実製品が登場するか、登場するとしてもいつになるかは不明です。
Source:USPTO via Wccftech
Photo:EverythingApplePro EAP/YouTube
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- Original:https://iphone-mania.jp/news-334783/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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