電気自動車メーカー、Teslaのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は、以前、AppleにTeslaの買収を持ちかけたが、ティム・クックCEOに無視された、と語っています。Appleは以前から、電気自動車を開発していると噂されています。
ティム・クックCEOに面談を拒否されていた
Teslaのイーロン・マスクCEOは、Appleが自動運転車「Apple Car」を開発しているとの最近の報道を受けて、以前、Appleへの身売りを提案していたことをTwitterで明らかにしました。
小型車「モデル3」の開発が難航していた頃、マスク氏はAppleのティム・クックCEOに対して、現在の企業価値の10分の1ほどの金額での買収を持ちかけたものの、クック氏はマスク氏との面談を拒否したそうです。
During the darkest days of the Model 3 program, I reached out to Tim Cook to discuss the possibility of Apple acquiring Tesla (for 1/10 of our current value). He refused to take the meeting.
— Elon Musk (@elonmusk) December 22, 2020
Appleの革新的バッテリーは不可能?
マスク氏は、Appleが開発中の自動運転車には、革新的なバッテリー技術を採用するとの報道に対しては、「もし本当なら、奇妙な話だ」「電気化学的に不可能だ」と否定的なコメントをしています。
Strange, if true.
– Tesla already uses iron-phosphate for medium range cars made in our Shanghai factory.
– A monocell is electrochemically impossible, as max voltage is ~100X too low. Maybe they meant cells bonded together, like our structural battery pack?
— Elon Musk (@elonmusk) December 22, 2020
最近では、Appleによる自動運転車開発は既存の自動車メーカー以上にTeslaにとって大きな脅威となるだろう、との予測も発表されています。
数年前にも買収報道
AppleとTeslaの幹部が秘密の会談をした、との報道は2014年に米シリコンバレーの地元紙が報じて話題となりました。
2013年にもAppleとTeslaが買収交渉をしていた、とも報じされていましたが、マスク氏の発言を踏まえると、具体的な検討はされていなかったことになります。
AppleとTeslaは、幹部級の人材の引き抜き合戦を繰り広げたことでも注目を浴び、マスク氏はAppleはTeslaで使えない人材の墓場だ、と発言して波紋を呼びました。
Source:MacRumors, The Wall Street Journal
(hato)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-335768/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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