Lyteは、売り切れになってチケットを購入できなかった人と、イベントに参加できなくなった人のチケット売買を調整するプラットフォームを運営している。需給関係に対応してチケットの価格を調整するダイナミックプライシングの仕組みを導入し、不当に価格を釣り上げる高額転売に対抗する。
安心してチケットが売買できる仕組み
人気イベントのチケットは、不当に価格を釣り上げて転売されてしまう問題が度々指摘されている。より透明性の高いチケット二次流通を実現するためのプラットフォームとして開発されたのがLyteだ。
売り切れになったチケットでもファンが購入するチャンスがあり、参加できなくなった人はチケットを売却できる。イベント開催者にとっても、空席を減らし、収益を最大化できるのが利点だ。
Lyteは需要と供給の関係に基づいてチケット価格を決定するダイナミックプライシングの仕組みを導入しているが、問題視される高額転売よりも安い値段で、ファンはチケットを購入できる。
正規チケットを扱うための提携関係
Lyteは、Eventbrite等のチケット販売企業と提携し、公式のチケットが扱われているのが特徴。売却されたチケットは、チケット販売企業に戻され、また、チケットの購入を希望するファンはキャンセル待ちとして登録される。偽造された入場できないチケットが流通するのを防ぐ。
既に50以上の音楽フェスティバルや、300を超えるライブ会場・アーティストのチケットを扱ってきた。2020年12月には3300万ドルの資金を調達し、イベント業界全ての利害関係者にとって価値を提供していくことが期待されている。
- Original:https://techable.jp/archives/146224
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:佐藤隆之
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