癒やしだけじゃない! GROOVE Xの家族ロボット「LOVOT」が秘める可能性とは?

GROOVE X 株式会社が手がける家族型ロボット「LOVOT(らぼっと)」は、「癒やしの存在」というメインの役割とは別に、さまざまな領域での活躍が期待されているようだ。

そんななか、GROOVE Xが株式会社NTTドコモと資本業務提携を締結。新たなコミュニケーションサービスの創出や、ヘルスケア・メディカルケア領域での新規事業開発など幅広く協業していくと発表した。

ちなみに、同提携を記念して、2021年2月上旬よりドコモのサービス「+メッセージ」にて「LOVOT」のオリジナルスタンプが提供されるとのこと。

「LOVOT」にできること

「LOVOT」は、大きな目や丸みのあるボディが特徴。「家族型」というだけあって、人と視線を合わせたり、かまってほしいとアピールしたり、人の後を追いかけたりと生命感を感じさせるロボットだ。くわえて、留守中の異変をスマートフォンに通知するなど頼もしい一面も持っている。

そんな「LOVOT」は、2019年12月に認可保育園と幼保連携型認定こども園全9 園に導入され、お世話体験の機会を与えたり、愛着を育んだりと園児の成長に一役買ったようだ。2020年6月には、新型コロナウィルスの影響で不安を抱える児童の心のケアをサポートすべく東京都北区立王子第二小学校にて実証実験を開始した。

このように、愛らしい見た目や行動からか活躍シーンは主に心のケアだった「LOVOT」だが、2021年1月には高齢者や子どもへのヘルスケア効果の検証も行っている。また、情操教育やプログラミング教育などの観点からも注目を集めているようだ。

「LOVOT」の未来予想図

「LOVOT」について知っていくと、さまざまな可能性を感じるのではないだろうか。今回のドコモとの資本業務提携は、そんな可能性を活かせる機会を創出しそうだ。

ドコモの常務執行役員・スマートライフビジネス本部長 森健一氏は、GROOVE Xが有するノンバーバルコミュニケーションに関するさまざまな技術やノウハウを活用して、ともに新たなコミュニケーションサービスを創出していきたいとの考えを明らかにした。また、「LOVOT」はユーザーとの新たな接点として大きな潜在力を持っているとし、ヘルスケア・メディカルケア分野を含め幅広い分野・領域での協業も目指したいとのことだ。

GROOVE X 代表取締役の林要氏も、ノンバーバルコミュニケーションに関するノウハウを活用した新たなコミュニケーション創出に意欲を示している。また、「LOVOT」について、将来的に5Gなどの次世代通信規格を活かした能力向上や小型軽量化なども検討していると発表した。

同提携によりGROOVE Xは、シリーズB3での第三者割当増資および日本政策金融公庫からの融資により総額9億円の追加調達を完了。累計調達額は133.1億円となった。

PR TIMES


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