香港のCounterpoint Technology Market Research(以下、カウンターポイント)は、2020年第4四半期・通年のスマートフォン世界市場に関する調査結果を発表。メーカー別の出荷台数ランキングなどが明らかになった。
第4四半期の首位はApple
まずは、2020年第4四半期の調査結果からご紹介したい。同四半期の出荷台数ナンバーワンはAppleで、8,190万台を出荷。「iPhone 12」シリーズの発売に加え、先代の「iPhone 11」シリーズの好調も追い風となった。
2位は、6,250万台を出荷した韓国のサムスン。Apple好調のあおりを受けて前年同期比11%のマイナスを記録したが、価格を抑えた「Galaxy A」シリーズは好調を維持している。
サムスンに続いて3位となったのが、日本でも知名度を高めつつあるXiaomi(シャオミ)。同社は4,300万台を出荷し、前年同期比31%の成長を実現。中国国内での人気に加え、「Redmi」シリーズが欧州で高い支持を獲得した。
市場全体を見ると、第4四半期の成長率が前年同期比で1%のマイナスとなった。しかし、前四半期との比較では8%の成長を記録。新型コロナウイルス流行の影響から回復しつつあることがうかがえる。
通年王者の称号はサムスンの手に
通年のランキングで首位に輝いたのはサムスンで、2億5,570万台を出荷した。ただし、数字自体は前年比14%のマイナス。これは、他社との競争が激化した結果だという。
サムスンの後には、Apple、ファーウェイが続く。米中貿易摩擦の影響を受け、第4四半期では出荷台数6位となったファーウェイだが、中国国内における業績は好調のようだ。
市場自体は前年比で10%縮小。新型コロナウイルス流行とそれに伴うロックダウンが、通年の結果に影響した形となっている。
(文・早川あさひ)
- Original:https://techable.jp/archives/147605
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:早川あさひ
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