Appleが、将来のiPhoneに採用される次世代通信規格「6G」用モデムの研究開発担当者の募集を開始していることが分かりました。
「将来のApple製品に大きく影響する、ユニークでやりがいのある仕事」
Appleは、5Gに対応したiPhone12シリーズを発売したばかりですが、「6G」モデムの開発を担当する人材を募集する求人広告を出している、とBloombergが報じています。
Appleが募集しているのは、6G無線技術の研究・設計技術者で、勤務地は米カリフォルニア州のシリコンバレーやサンディエゴとされています。
求人広告には「将来のApple製品に大きく影響する、ユニークでやりがいのある仕事」「次世代の無線技術を創造する最先端の研究グループで、中心的な役割を担う」といった説明に加えて、6G関連の業界や学会への参加も求められています。
現時点で、6Gは技術仕様も確定しておらず、商用サービスが開始されるのは約10年後の2030年頃になると予測されています。
モデムの自社開発を目指すApple
Appleは、5Gモデムの開発で先行していたQualcommと長期間にわたる訴訟合戦を繰り広げましたが2019年に和解し、iPhone12シリーズにはQualcomm製5Gモデムが搭載されています。
Appleはモデムの自社開発を加速させるべく、Intelのモデム部門を買収したことを2019年7月に発表していますが、製品に搭載されるのは2024年以降になることを示す情報が訴訟資料から発見されています。
2020年12月には、Appleのハードウェア技術担当上級副社長であるジョニー・スロウジ氏が、モデムの自社開発がスタートしたことを社内ミーティングで明かしています。
Source:Bloomberg
(hato)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-348405/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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