ユーザックシステム株式会社は、自治体向けの観光促進ソリューションとしてARアプリ「ええR」を提供している。そしてこのたび、大阪府泉佐野市からの委託を受けて、日本遺産・日根荘の魅力を楽しめるARアプリを企画・開発。
「変わらない風景-日本遺産・日根荘旅引付と二枚の絵図が伝えるまち―中世日根荘の風景」と題したアプリで800年前の色鮮やかな日本の原風景を呼び起こす。
おすすめスポットでAR記念撮影
同アプリは、日根荘の魅力を湛える日根野・大木・土丸地区をめぐりながら、田畑へ水を供給する井川やため池など、歴史ある風景を楽しんでもらおうというものだ。
アプリ内の地図にあるマーカーの場所に行くと、コンテンツや写真・動画映像が表示される。見どころは、日根荘に関連する16カ所のスポットと、有名人と2ショット撮影ができるスポットなど。ちなみに、ドランクドラゴンの塚地さんや国木田かっぱさん、アニメ人気声優4名の登場が予定されているとのことだ。
また、日根荘を描いた2枚の鎌倉時代の荘園絵図がパズルになっている。現地スポットをめぐってピースをめくり、絵図が完成したら日本遺産日根荘推進協議会(泉佐野市文化財保護課)または歴史館いずみさのにてプレゼントをもらえるという(限定300個)。
「ええR」とは?
今回のARアプリは、先述の「ええR」のひとつとして提供されている。「ええR」では、各自治体や地域の文化・資源などにあわせ、ARや3DCGを駆使したオリジナリティあふれるアプリを多数提供中。
例えば、兵庫県「明石城」の3DCGをメインとしたアプリ「明石城巡り」や、街歩きをしながら消失した石川県の「小松城」の痕跡をたどる「小松 公式ガイドアプリAR」、奈良県にある日本三大山城のひとつ「高取城」の魅力発信には、詳細な高取城のCGとARを組み込んだパンフレットを制作し、アプリをインストールしたスマートフォンをパンフレットにかざすと3DCGが表示されるという試みも実施している。
また、「ええR」を通じて、各地域ならではのクイズやスタンプラリー、グッズ購入なども展開し、地域住民と観光客に新たな楽しみを提供しているという。地域の資源を見直し、地域にあったPR方法を提供できるのが同社の強みといえるだろう。
- Original:https://techable.jp/archives/149432
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:樋口
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