Wistronのインドの施設でiPhoneの製造が再開~2020年12月の暴動以来

Wistronの施設の画像
 
iPhoneの製造パートナーであるWistronは、2020年12月に起こった労働者の暴動によりインドの施設を閉鎖していましたが、製造を再開したとのことです。ただし、ゆっくりしたペースで再開を始めており、今のところ半分ほどのスタッフで運営されています。

インドの施設での製造を再開

iPhoneの製造パートナーである台湾企業のWistronは、昨年12月に起こった労働者の暴動以降初めて、インドのナラサプラの施設で製造を再開しました。
 
今のところ、以前は12,000人のスタッフで運営していたところを、6,000人で再開しているそうです。全従業員の身元調査を行ったうえで、徐々に規模を拡大していく計画です。
 
インド政府はこの施設を訪れて労働者と対話し、暴力に訴える前にまずは当局に連絡するよう求めました。

約束していた給与が支払われないことによる暴動

2020年12月に起きた暴動は、約束していた給与が支払われないとして起きたものでした。
 
従業員たちは、約束されていた給料よりも最大42%減額されたと主張していたとのことです。
 
このことでAppleはWistronを保護観察処分とし、WistronはAppleが満足するように事態を改善しようとしていました。この工場を調査したところ、Appleの「サプライヤー行動規範」に対するいくつかの違反があったとのことです。
 
AppleはiPhone12シリーズ製造の一部を中国からインドに移そうと計画しています。

 
 
Source:The Economic Times via AppleInsider
(ハウザー)


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