いつの間にか、「空の旅」は私たちにとって遠い存在となってしまったようだ。しかし、近い将来に飛行機を利用する際は、これまで以上に楽しい時間を過ごせるかもしれない。
音響機器メーカーのティアックは、航空会社であるPeach Aviation、ならびに朝日放送テレビと共同開発した「機内デジタルサービス」の提供を開始している。これは、機内での動画コンテンツやフライトマップ、機内販売のセルフオーダーサービスなどを提供するものだ。
上空からドラマを楽しめる
3社が共同開発した機内デジタルサービスは、飛行機の搭乗者が持つスマートフォンやタブレット端末から、ABCテレビが協力するドラマやバラエティ、アニメなどの人気動画コンテンツを楽しめるというもの。ティアックのポータブルストリーミングサーバー「Porta StreamTM PS-V50」が活用される。
さらに、上空から現在の飛行位置を確認できるフライトマップなども搭載しており、「機内だからこそ楽しめる」コンテンツを充実させているという。今後は、PeachとABCテレビ共同制作による、航空会社とテレビ局それぞれの視点から捉えた「就航地の魅力」を発信するオリジナルコンテンツを配信していく。
オフラインでも機内販売が可能に
ティアックとPeachは音響機器メーカーと航空会社それぞれのノウハウを最大限に活用し、国内製造された高品質なインフライトサーバーを開発し導入した。ティアックによると本サーバーの特徴は「独自の技術により、衛生によるインターネット回線を使用することすることなく、オフラインの状態でもクレジットカード決済が可能こと」だという。オフラインゆえにセキュリティが確保されることはもちろん、大幅なコスト削減に成功している。
この技術を活用することで、搭乗客が客室乗務員を呼ぶことなく、自身の端末から機内販売の商品確認、注文から決済まで行うことができるセルフーサーダーサービスが可能になる。この「非接触型の機内サービス」により、従来と比較して搭乗客はより気軽に機内販売商品の購入ができそうだ。もちろん、コロナ対策という側面でも搭乗客のセルフサービスはメリットが大きいだろう。
- Original:https://techable.jp/archives/150343
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:takeuchi
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