炒飯パラパラ!冷凍魚もパリッと!最新IHクッキングヒーターを導入してみた

2001年から2010年にオール電化住宅が拡大したことがあり、その時期にIHクッキングヒーターの普及が進みました。特に昨年からはコロナ禍によるライフスタイルの変化で、家電製品を見直す方が増えています。家で料理する回数も増えている今、「IHクッキングヒーターもそろそろ……」という方も多いのではないでしょうか。

現在発売されている最新モデルは機能や使い勝手が大きく向上しています。我が家は5年前に工事を行い、ガスコンロからIHクッキングヒーターに変更しました。その時に購入したモデルを使っていましたが、どうしても使ってみたいIHクッキングヒーターが発売されたので、交換することにしました。

ニュースを見たときから気になっていた世界初の電子レンジを搭載した三菱電機のIHクッキングヒーター「RE-C220SR」です。こちらの製品は、グリル部分を電子レンジとしても使えるので、コンビニ弁当の温めだってできるのです。これでもう電子レンジが必要なくなるのかも?

▲三菱電機の最新IHクッキングヒーター「RE-C220SR」に交換しました

■自分でも交換可能。それでも専門業者に依頼したワケ

購入するモデルは決定していたものの、交換を自分でやるのか、業者に依頼するのか、決めなければなりません。

前回は「ガスコンロ」から「IHクッキングヒーター」で配線などの工事がありましたので業者に依頼しましたが、今回は「IHクッキングヒーター」から「IHクッキングヒーター」に交換なのでカンタンです。電気工事士の資格などは必要なく、やる気さえあれば誰でもできるはず。コンセントがあるのでプラグを差し替えるだけとなります。

手順はシンプルなので頑張ればできそうな気もしましたが、業者に依頼しました。その理由は、重さです。IHクッキングヒーターはガスコンロとは異なり、金属の塊なのでかなり重いのです。今回交換したIHクッキングヒーターの重さは約26kg。腰痛持ちとしては、これを腕で持ち上げて作業する自信は全くありませんでした。

落として壊してしまったり、ケガをしてしまったりといったトラブルを考えると、プロにお願いしたほうが安心だと思ったのです。IHクッキングヒーターの交換費用は、一般的に1万5千円~2万円で、古いIHクッキングヒーターを引き取ってもらう場合はさらに追加で費用が発生しますが、結果的に業者に依頼して大正解でした。

担当者はテキパキと周辺を養生してから施工スタート。グリル部分を取り外し、古い製品を外します。溶接などはしていないのでスッと外れるはずなのですが、ここで苦戦していたので聞いてみたところ、キッチンの台に接触していたIHクッキングヒーターの縁の裏側部分にこぼした調味料が入り込み、糊のようになって接着された状態になっていたとのことです。

何度か下から押すようにしてやっと外れましたが、周辺がベタついていたので驚きました。拭き取ってくださいましたが、「年月が長くなればなるほど、こういった調味料などが入り込んで取れにくくなることがあります」とのこと。

▲養生もしてくれるので安心です

▲取り外すのに苦戦していました。下の棚を外して作業します

▲古い製品を取り外したところ

▲IHクッキングヒーターをはめ込みます。腕がプルプルしていました……

あとは新しいIHクッキングヒーターをはめ込みます。その後、外れていたグリル部分の取っ手などをドライバーで取り付けます。

1時間半ほどで無事新しいIHクッキングヒーターに交換できました。短時間で終わりましたが、自分でやっていたらもっと時間がかかったかもしれません。

▲電子レンジ搭載のIHクッキングヒーターに生まれ変わりました!

というわけで、さっそくRE-C220SRを使ってみます!

■電子レンジが使えるIHクッキングヒーターなら冷凍した魚もパリッと焼ける

RE-C220SRは2口IHで、レンジグリルが搭載されたIHクッキングヒーターです。

大きな特徴は、グリル部分が電子レンジとして使えること。また、レンジ加熱とグリル加熱を同時にできるので、すばやく温めながら、外をこんがり焼き上げることも可能です。

フタの部分は一般的な電子レンジのようにしっかり閉まります。付属している白い受け皿と網は、さまざまな調理に使えます。電子レンジとして使う場合は網を外し、レンジ加熱(自動)でお弁当もムラなく温まりました。手動の場合は500W、200W、100Wから選び、時間を設定できます。

▲電子レンジと同じような使い勝手

▲冷凍食品のチンもできます

また、グリル機能も搭載されているので、魚をこんがり焼けます。冷凍しておいた魚のグリルがとにかく素晴らしいのです。グリル加熱だけでは中が生焼けになってしまうことも多かったのですが、このモデルには「レンジグリル加熱」があります。

レンジ加熱とグリル加熱が一度にできるため、中まで短時間で熱の通った香ばしい仕上がりに。今まで、冷凍して保存しておいた魚は先に冷蔵庫で解凍していましたが、その作業をする必要がなくなりました。魚好きとしては、この機能が一番感激しました。

▲付属している受け皿と網。調理中は受け皿を使います

▲カチカチに凍っている鯖

▲レングリ調理でパリッと美味しそう。下はお手入れがしやすいようにクッキングシートを敷いています

▲中も火が通っていました。しっとりしていて美味しい

 

■専用の取っ手がとれるフライパン付き、高火力でチャーハンもパラパラ

IHクッキングヒーターは鍋やフライパンを直接加熱するため、約90%という高い熱効率を実現し、エネルギーロスを抑えて強い火力を生み出すことができます。

このモデルは取っ手がとれる専用のフライパンが付属しており、それでチャーハンを作ってみました。フライパン適温調理は左右5段階(140℃、160℃、180℃、200℃、220℃)で設定可能だから、220℃にしておいて適温になってから、一気に仕上げました。IHクッキングヒーターは、フライパンをあおる必要はありません。軽くかき混ぜるだけで大丈夫です。

▲付属しているフライパン。取っ手がとれますがティファールではありません

▲火力が強いのでチャーハンも簡単です

完成したチャーハンは見事パラパラに! ちょうど1~2人分のチャーハンを作るのに適したサイズで、取っ手がとれるため収納時も邪魔になりません。

▲IHクッキングヒーターでもパラパラにできますね

このフライパンは、「レンジグリル調理」にも使えます。ハンバーグを作って焦げ目をつけ、そのままグリルに入れてレンジグリル調理をすることで中まで火を通し、フワフワに仕上げることもできるのです。リレー調理で「ハンバーグ」というメニューを選択すると、自動で火加減や時間を設定してくれました。

▲IHで焦げ目をつけます

▲そのまま中でレングリ調理

▲フライパンで加熱しているので、ソースを入れてIHで再加熱できます

オーブン機能は20段階(30℃/40℃/80~250℃)設定できるから、ケーキを焼いたり、発酵したり、料理好きな方も満足できそうです。

お手入れもグリルの庫内は電子レンジと同じくフラットで、とてもカンタンでした。毎回サッと全部を拭くことができるから、気持ちよく使えます。

*  *  *

■交換すれば調理の時短につながる

最新モデルは使い勝手もよく、効率よく調理できるため時短につながります。

我が家が購入した「RE-C220SR」はグリル、オーブン、電子レンジ、レンジグリル調理など、色々な使い方ができるので、調理の幅が広がりました。あたため機能もよく使っており、オーブンレンジは出番が減っています。場所をとる電子オーブンレンジは必要ないかもしれません。

IHクッキングヒーターは、ますます便利に進化しています。色々なタイプがありますので、ライフスタイルに合った一台を見つけてください。

>> 三菱電機「RE-C220SR」

<取材・文/石井和美

石井和美|フリーライター・家電プロレビュアー。白物家電や日用品の製品レビューを得意としている。WEBや雑誌などで多数執筆中。「家電blog」管理人。

 

 

 

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