ICT総研はこのほど、スマートホーム家電の利用動向に関する調査結果をまとめ、発表しました。スマートホーム家電は「インターネットにつなぎ、スマートフォンなどで操作できることができる家電」を指しています。
スマートスピーカーなどの利用動向を調査
ITC総研はスマートホーム家電について、消費者の利用動向の実態把握を目的に、インターネットユーザー3,226人を対象にWebアンケート方式で調査を実施しました。調査期間は2021年3月5日〜8日となっています。
またスマートホーム家電製品は数多くありますが、今回の調査で対象としているのはスマートスピーカー、スマートリモコン、スマートライト、スマートプラグ、スマートセンサーです。
「聞いたことがある」回答は合計68%に
調査の結果、「スマートホーム」について「意味を把握している」とした回答者は26.7%、「聞いたことはあるが、意味は把握していない」とした回答者は41.4%で、両者を合計すると少なくとも「聞いたことがある」回答者の比率は68.0%となりました。言葉の意味まで把握している回答者は3割未満ですが、言葉自体は広く認知されつつあります。
重視するのは「機能・性能」「価格」
いずれかのスマートホーム家電を利用しているとした426人の回答者に、スマートホーム家電を選ぶ際に重視した点を聞きました。この結果「製品の機能・性能」が46.2%でトップとなり、以下「価格」44.8%、「クチコミの評判の良さ」17.4%、「保証内容・保証期間の長さ」15.5%、「メーカーのブランド力・認知度」14.8%、「説明書のわかりやすさ(日本語表記等)」14.6%、「国産メーカーであること」14.3%と続いています。
メーカーの認知度や、国産メーカーであることを重視する回答が多いのは、説明書のわかりやすさ(日本語表記)を上げている回答者もいることから、「わかりやすい日本語」の説明書が用意されていない製品が多いのではないかと、ICT総研は推察しています。
利用率トップはスマートスピーカー
今回調査対象としたスマートホーム家電のうち、最も利用率が高かったのは、スマートスピーカー(12.5%)でした。以下、スマートリモコン(2.1%)、スマートライト(1.8%)、スマートプラグ(1.8%)、スマートセンサー(1.6%)と続いています。
スマートスピーカー人気首位はGoogle
スマートホーム家電で利用率が最も高かったスマートスピーカーをブランド別に見ると、Google「Home」および「Nest」が利用率8.1%でトップでした。Amazon「Echo」6.4%、LINE「CLOVA」4.0%、Apple「HomePod」3.9%がその後に続いています。この4製品以外の利用率はわずか0.3%でした。
スマートリモコンをブランド別に見ると、「+Style」が利用率1.4%でトップとなり、「Nature Remo」1.0%、「SwitchBot 0.8%と続いています。スマートライトについては「+Style」が利用率1.3%でトップ、「Philips Hue」と「TP-Link」が0.7%でした。
今後利用したいのはスマートライト/リモコン/センサー
現在、スマートホーム家電を利用していない回答者に対して、今後利用したいスマートホーム家電を聞いたところ、スマートライトが「1年以内に利用したい」28.9%、「いずれは利用したい」5.6%といずれもトップで、両者を合わせた「利用したい(合計)」は34.6%となりました。以下、スマートリモコン(合計31.4%)、スマートセンサー(合計29.2%)と続いています。
Source:ICT総研
Photo:Monitor Lab
(lunatic)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-355545/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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