Appleの技術担当副社長であるケビン・リンチ氏が、Apple Watchは数あるApple製品の中で最も重要な製品だと述べました。
中途入社当日に、Apple Watchの開発を命じられる
Appleの技術担当副社長であるケビン・リンチ氏と、プロダクトマーケティング担当のデイドラ・コールドバック氏がレネ・リッチー氏のYouTubeチャンネルに出演し、Apple Watchに関するインタビューに答えました。
リンチ氏はインタビューの中で、Apple Watchがユーザーのヘルスケアに関与する割合はiPhoneよりも格段に大きいとし、Appleはユーザーに対して多くの情報を提供するためのデバイスとして開発していると述べています。
2013年にAdobeからAppleに移籍したリンチ氏は、入社当日に「新入社員オリエンテーションに参加せずに、今すぐスマートウォッチの開発を始めて下さい」と言われたとのことです。
同氏は当時、「小型化するコンピュータやデバイスの歴史を考えれば、iPhoneの次にスマートウォッチを発売するのは特別なことではない」と感じたようです。
転倒検知機能ではiPhoneが重要な役割
リンチ氏は、Apple Watchの開発における転倒検知機能について解説しました。
同氏は転倒検知機能の開発において最初に、実際に転倒した際の動作を分析し転倒する危険性が高い歩行モデルを作ったと述べています。
こうして開発された転倒検知機能で重要な役割を果たしているのは、Apple WatchだけではなくiPhoneだとリンチ氏は説明しています。
その理由として、iPhoneはユーザーの腰の高さに装着・収納されていることが多いことを同氏はあげています。本機能においてApple Watchは、補足データ提供のために利用されています。
このことは、手首に装着されていることで運動時の位置変動が大きなApple Watchよりも、腰の高さに装着されているiPhoneのほうが転倒時の上下動を高精度に検知できるからと考えられます。
今後、血糖値測定機能や体温測定機能搭載の噂も
コールドバック氏は動画中で、ヘルスケア関連アプリの展望について語っています。
Apple Watchは今後もヘルスケア関連の新しい機能を搭載すると噂されており、医療機器としての役割も期待されています。
Source:Rene Ritchie/YouTube via Macworld
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- Original:https://iphone-mania.jp/news-376693/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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