メガバンクが振込手数料を値下げか、PayPay等に対抗~日経報道

メガバンク ロゴ
 
日本経済新聞は6月30日、メガバンク等の大手銀行がインターネットバンキングでの振込手数料を値下げする意向だと報じました。

振込手数料を値下げ

日経新聞は、メガバンクと呼ばれる三菱UFJ銀行や三井住友銀行、みずほ銀行の3行が、2021年10月以降にインターネットバンキングでの振込手数料を引き下げる意向だと報じました。
 
日経新聞によると、メガバンク3行に加え、りそな銀行も手数料引き下げを行う見込みで、横浜銀行等の大手地銀も引き下げを検討している模様です。
 
現在は、インターネットバンキングを通じて他の銀行に送金しようとすると、3万円以上の送金で300円~400円程度の振込手数料がかかります。
 
一方で、PayPay等のスマホ決済サービスが急速に拡大しており、PayPayでは利用者間であれば残高を無料で送ることが可能です。
 
スマホ決済サービスの普及に伴い、銀行の振込手数料の高さが浮き彫りとなっていました。
 
また、厚生労働省はPayPay等を通じた給与支払いを認めることについて議論を進めており、ソフトバンクは2021年3月、社員へ一時金を支払う際に、一部をPayPayを通じて支給しています。

銀行間の送金手数料が値下げ

日経新聞は、メガバンクがインターネットバンキングの振込手数料を引き下げる背景には、銀行間送金システムの手数料引き下げがあると報じています。
 
銀行が他行に送金する場合、現在3万円以上で162円の手数料が必要ですが、10月以降に62円に引き下げられる予定で、銀行が負担するコストが低減されます。
 
なお、福岡銀行は6月30日、他行宛の振込手数料を10月1日に引き下げると発表しています。
 
今後、インターネットバンキングの手数料引き下げが進み、より安い費用で銀行振込が可能になることが期待されます。
 
 
Source:日本経済新聞, 福岡銀行(PDF)
(seng)


Amazonベストセラー

返信を残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA