ヤマハ株式会社は、離れた場所でも複数人で合奏ができるオンライン遠隔合奏サービス「SYNCROOM(シンクルーム)」のPC版アプリとAndroid向けのβ版アプリを提供中。そしてこのたび、iOS・iPadOS版アプリの提供を開始しました。
「SYNCROOM」とは?
「SYNCROOM」は、インターネット回線を介して最大5アカウントでのオンラインセッションが楽しめるサービス。大きな特徴は、オーディオデータの双方向送受信の遅延を最小限に抑える同社独自の技術で、違和感の少ないオンラインセッションを実現することでしょう。
同サービスは、2020年6月の正式リリース以前にβ版サービスである「NETDUETTO β」および「NETDUETTO β2」を提供していました。その後「NETDUETTO β2」が「SYNCROOM」としてリニューアルされ、メトロノーム機能や録音機能などが追加されて正式リリースしています。
それから1年、「SYNCROOMを使いたくても対応端末を持っていない」という多くの声を受け、iOS・iPadOS版 「SYNCROOM」の開発・検証を重ね、今回のリリースに至ったようです。
使い方
同サービスを利用するは、アプリをインストールし、アカウントを作成(無料)すると無料で利用可能。なお、ヤマハオンラインメンバーの会員情報やFacebook、LINE、Googleなどのソーシャルアカウントでも登録できます。
アカウントを登録すると、ニックネームや好きな音楽ジャンルなどを設定。あとは「ルーム」と呼ばれる仮想の部屋に入り、オンラインセッションを楽しむだけです。ルーム内ではテキストチャットでコミュニケーションを取りながら演奏を楽しめるのもポイントでしょう。
また、セッション参加が可能な「ルーム」の検索やマニュアルやFAQの閲覧ができる公式プレーヤーズサイトも便利そう。各ルームには「仮入室」ができ、セッションの様子を試しに聴くことも可能です。
気になるルームが見つからないときは、自らルームを作成してもいいかもしれません。「ルーム名」や「パスワード」、「コメント」などを設定するだけで簡単にルームを開くことが可能です。
(文・Higuchi)
- Original:https://techable.jp/archives/157384
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:樋口
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